TOEFL iBT攻略法大全:勉強法や参考書を駆使して100点を目指せ!

TOEFL iBTで高得点をとるのにどう勉強したらいいか悩んでいませんか?どんなテストもそうですが、TOEFLにも攻略法はあります。

この記事では具体的な対策やおすすめの参考書を紹介しています。実際に自分自身や生徒さんに100点越えさせている私の経験からTOEFL攻略の仕方をご説明します。

TOEFL攻略の大原則:留学への最短距離を進め

まずTOEFL対策の前提となる考え方を理解しましょう。全体像をつかんでから勉強を始めると自分が今どこにいるかが理解しやすくなります。

TOEFL攻略のカギは英語力+試験対策力

TOEFL攻略で大事な考え方は「英語力」+「試験対策力」という考え方です。

「英語力」というのは単語や文法、そしてリスニングやリーディングなどの各科目を解くのに必要な英語の力全般を指します。この英語力があればTOEFLに限らずどのテストを受けても一定の点数がでます。いわば底力にあたるところです。

それに対して「試験対策力」というのはそのテストで高得点を取るためのテクニックの部分を指します。おそらくTOEFLを受けようとしているあなたは大学入試や留学などを目指しているでしょう。

大学受験で各大学ごとの特徴があるように、テストにもそれぞれ癖があります。例えばTOEFLは留学向けのテストとして設計されていますので、アカデミックな単語やトピックが問題に出ます。

しかしTOEICという英語のテストは「ビジネス英語」の力をはかりますので、例えば広告などが問題文として出ます。ですので必然的にカバーする単語が変わってくるわけです。

上記のように「英語力」と「試験対策力」の両面から考えてバランスよく伸ばすことを意識しましょう。

目標点と現在の点数のギャップからスコアメイクしよう

あなたの目的が留学だとして、一番最初にやるべきことは必要なスコアを確認することです。

TOEFL iBTは120点満点で、4科目が各30点ずつとなっています。目標とする大学によって基準となる点はことなりますがおおむね70~100点を目指すことになると思います。

一般的にリスニングやリーディングは25点以上も狙えるのに対してスピーキングとライティングは伸ばすのに時間がかかり、25点以上狙うにはかなりの努力が必要です。したがって目標点によって得意科目だけを伸ばして逃げ切るという方法も取れますので、自分の留学先が求めるスコアとの差を理解したうえで勉強しましょう。

ちなみにまだTOEFLを受けたことがない方で、英検2級を持っているという場合は、40~60点くらいとれる可能性があるとざっくり思っておいてください。

TOEFL攻略:勉強法編

TOEFL攻略:勉強法編

ではここからは英語力の基礎となる英文法・単語と各科目の攻略法について解説していきます。自分の苦手分野に関しては特によく理解するよう努めてください。

英文法・単語攻略法

英文法に関しては、70点以上のスコアを狙うのであれば高校英文法はマスターしている必要があります。そして、この英文法力がないと、リーディングはもちろん他の科目でも問題文が理解できない、ライティングで文法ミスで減点されるなど、すべての科目に響きます。

英文法は苦手な人もいると思いますが、英単語と比べれば1000も2000も文法ルールがあるわけではありません。一度身に着けてしまえば単語と違い忘れることもない内容ですので、ぜひ総復習しておきましょう。おすすめの参考書はこの記事の後半で紹介します。

単語に関しては単語帳を1冊、何度もやりこむという方法を取りましょう。おすすめは単語帳はこの記事の後半でおすすめしますが、いくつもやらず1冊を繰り返しやることで記憶に定着し、ボキャブラリーが増えていきますので、浮気しないようにしましょう。

単語力を上げる方法として、下記のバナーをクリックして、LINEの友達になってもらえますと、「1日100語を覚える簡単3ステップ」という単語を短期間で覚えて忘れない方法をYoutubeで動画付きで説明しています。

それ以外に役立つ情報も発信していますし、役に立たないと思ったらブロックしてもらえればいいので、ぜひ今すぐ登録してみてください。

リスニング攻略法

TOEFLのListeningにかぎらず英語のリスニングが伸びない理由は大きく言って3つしかありません。

1つはまず、そもそも音として聞き取れているかということ。これは発音やディクテーションを繰り返すことで改善されていきます。

2つ目は音として取れてもその単語の意味がわからないというような場合。例えばPatentlyという単語をパテントリーと聞き取れても、意味が分からなければ理解できないですよね。こういった場合は単語力の強化が必要です。

3つ目は音も単語もわかるけど、文章として意味が取れない、つまり文法力です。これはリーディングでまず精読できること、そのあと音読やシャドーイングを繰り返すことで文章の頭から理解する力が身に付きます。

この3段階ができるようになったらあとはTOEFLの問題形式やトピックに慣れることが必要です。例えばTOEFLではアメリカ近現代史についてよく出てきます。

もちろんその問題を聞いただけで解けるように問題は設計されているのですが、アメリカの歴史に関しての基礎知識や単語を理解していると理解しやすくなります。ですので参考書でこの辺りの知識を付けていきましょう。

リスニングに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

リーディング攻略法

リーディング攻略法

TOEFLのReadingセクションの攻略において重要なのは、語彙力を高めることです。と言いますのも、TOEFLは自然科学、芸術などのアカデミックなトピックが出題されるため、必然的にそれに関連した語が頻出するからです。

また、文章を読んで理解できないときは時間無制限でいいのでじっくり精読しましょう。参考書を利用しながら構文を意識して読むことをはじめのうちは心がけます。そして、わざわざ構文を意識しなくても文章が頭から読めるようになったならば次のステップとして速読に進みます。

TOEFLのリーディングパッセージは入試で出されるような構成のしっかりした文章が出題されます。問題の選択肢を読んでパラグラフリーディングで要点を掴みながら読む練習をすると時間が短縮できるようになります。パラグラフリーディングをしたことがない人はこの段階でテキストを参考にやり方を学ぶといいでしょう。

リーディングに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

スピーキング攻略法

TOEFLのSpeakingを攻略する大前提として、多くの日本人学習者の方に足りないのは圧倒的に「流暢さ」です。指導している経験から理解していますが、とにかく考えてから英語で出すまでに時間がかかることが多く、それだけでTOEFLでは点数が下がっていきます。

20点台後半を狙うとなるとまた別かと思いますが、20点越えのラインであれば、まず文法的にある程度間違えてもいいので「しゃべる量」に重点を置いてください。

英語を話すことに抵抗がなくなればなくなるほど、そのあと「話す内容の構成」を考える心の余裕が生まれます。

TOEFLのスピーキングもある程度の回答パターンがあるので、そのテンプレートに沿って話すのを練習すれば20点越えは達成できます。まるまる回答を暗記するという意味でなく、話をするときの論理構造をある程度パターンとして覚えておけば、対策として有効に使えます。

スピーキングに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

ライティング攻略法

TOEFLのWritingで20点以上を狙っていく場合にまずトライしてほしいのは書く量を増やすことです。

特にIndependent Taskでは350文字以上を目安として取り組んでください。文字の絶対量が足りないと20点以上が出ることはありません。最初から完璧な文章を書けることはありませんので、まずは量を追求しましょう。

その上で20点程度で点数を超えてのびが止まったら構成の問題です。参考書の模範解答などを参考に、自分のライティングに論理性があるか、それをサポートする事例などが入っているなど基本的なことを確認し、再度ライティングを行います。

同じ問題を2回以上解くことで、自分がどういう部分で間違いやすいのか、どの部分を改善すればいいかを体感できます。

ただ、大前提として文法的に正しい英文が書けるレベルにあることです。単語などは日本語→英語で出てこないものを覚えればいいのですが、文章を組み立てられないという場合は英文法の勉強にもどってからやり直しましょう。

ライティングに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

TOEFL攻略:参考書編

では、ここからは具体的にどんな参考書を使えばいいかに関して解説します。ちなみにこの記事で取り上げる以外にも下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

ランキング1位:高校英文法を一つ一つわかりやすく

もしあなたがTOEFLのリーディングを読んで、文法的に理解できない場合に取り組んでほしいものです。TOEFLではリーディングができないとリーディング自体はもちろん、他の科目でも文書を読んでライティングしたりなどのタスクもあるため、点数が伸びなくなってしまいます。

この本で高校レベル程度までを確実に固めてから、TOEFLの問題にチャレンジするようにしましょう。個人的には英文法は大丈夫と思っている生徒さんでもこの本で見直すと穴があることが多いのでとてもおすすめです。

この本でわからないことがあるとき用に分厚い参考書があればなおよいと思いますが、まずはこちらに取り組みましょう。

ランキング2位:TOEFL®テスト英単語3800

「旺文社」発行の単語帳、TOEFLテスト英単語3800はTOEFL受験者のバイブル的単語帳です。他にも出ていますが、こちらの単語帳を何周かやり抜き覚えれば、100点越えは問題なく達成できます。

どのスコアを狙う生徒さんにも必須と言える単語帳でしょう。

スピーキング・ライティング攻略のためのTOEFL iBTテスト必修フレーズ100

スピーキング・ライティング攻略のためのTOEFL iBTテスト必修フレーズ100

スピーキング・ライティング対策において、0から表現を覚えるというのは現実的ではありません。この本はいわゆる決まり文句的な内容を多く含んでいる参考書です。

20点以上を目指す生徒さんはこの参考書を使って表現力を上げること、また、英作文時の時間の余裕ができることで点数の底上げができます。

個人的には分厚すぎないところも好きです(笑)。音声もついているので、耳からも学習できます。

TOEFLテスト集中攻略シリーズ

このシリーズはおそらくTOEFL対策で最も有名なテスト対策学校のトフルゼミナールさんが執筆されたシリーズです。内容としてもしっかりしており、真面目に取り組めば間違いなくスコアが伸びます。集中攻略シリーズとありますが、短期集中で攻略できる分量でないところには気を付けましょう(笑)。少しずつ自分の学習ペースを設定して取り組むようにしてください。

ランキング3位:ETS公認ガイドTOEFL iBT(R) (第5版) DVD-ROM版

TOEFLの実施団体であるETSから出版されている公式問題集です。日本語での案内があるため、まだ全文英語で読むことに抵抗がある段階のかたにも使っていただけるともいます。

模試や演習問題も入っているため、TOEFL自体に親しむのにちょうどよいと思います。

TOEFL攻略はゴールから逆算しよう!

TOEFLは難易度の高いテストですが、あなたの留学に必要なスコアから必要な勉強を考えればスコア達成は可能です。アメリカやカナダの大学、大学院に留学している自分の姿を思い描きながら、勉強を進めていきましょう。

TOEFL初心者向けの勉強法に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

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