TOEFL ITP対策法!600点を獲得コツを伝授!

TOEFLと言えば一般的にはiBTテストを指しますが、iBTは受験料も高価でなかなか踏み出せない人も多いと思います。そんなときに、自分の所属している団体でTOEFL ITPを受験することができるのならば是非受験してみてください。

また大学などの授業で必須となっている方もいると思います。公式スコアになるiBTとのスコア換算も可能ですし、腕試しとして受けてみると同時に自分の英語の苦手分野を探ることにも活用することができます。

将来の留学を見据えている人は、ぜひ前向きに考えてみましょう。

ちなみにTOEL iBTとITPの違いに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

TOEFL ITPの難易度

TOEFL ITPテストには難易度の異なる2つのレベルのテストがありますが、ここではTOEFL PBT(Paper-based Test)テストと同じ難易度のLevel 1についてみていきたいと思います。

TOEFLの日本での試験が開始されたのが1981年ですが、当時はまだパソコンも普及していませんでしたし、もちろんインターネットもありませんでした。当時行われていたのがマークシートによる紙ベースの試験です。その後、コンピューターを使った試験、そしてインターネットをベースにした試験と変遷を経てきました。

現在ではインターネットをベースにしたTOEFL iBTと、団体で受験することのできるIPTが日本で受験することのできる試験となっています。

TOEFL iBTはライティングとスピーキングが試験に含まれており、より総合的な英語力が試されるので、非常に難易度の高い試験です。ではTOEFL IPTはどうかというと、PBTを元にして作られており、リスニング・文法・リーディングで構成されている試験です。

TOEFL PBTが実施されていた時代は、このPBTのスコアを持って欧米の大学や大学院に出願していたわけで、決して簡単ではありません。しかし、日本人が苦手とするスピーキングやライティングがないため、比較的対策のしやすい試験であるということが出来ると思います。

語彙:TOEFL ITPに限らず一番大事なボキャブラリー

英語が苦手な人もそうでない人も、英語の試験を受けるうえで最重要になるのが語彙力です。何も、日本語での定訳をきちんと思い出せる必要はないのです。その単語が持つ意味がふんわりイメージできる程度に単語が頭に入っていると、英語を見ても聞いても全体的な意味が頭に浮かぶようになってきます。

肯定/否定、増えるのか/減るのか、そのイメージを持ちながら単語集を一冊しっかり覚えてみましょう。英単語は接頭語で類推できることも多いので、基本的なものを学んでみることも大いに有用です。

単語集に取り組む際大事なことは、字面だけではなく必ず発音も確認することです。字面からは想像がつきにくい発音をすることも多々あります。せっかく大体の意味をつかめていた単語も、発音を間違えて覚えていてはリスニングで出てきた時に聞き取ることがでません。

TOEFL公式単語集などCDがついているものを選んで、CDで発音を確認しながら学習していきましょう。例文をCDで聞いて覚えていくことで、文章の中に出てきた時にも日本語の定訳だけが頭をグルグルしてしまうのではなく、ふんわりと大意を捉えることが出来るようになっていきます。

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文法:ここで高得点を取れると次につながる!

聞き取ることができないことはなく、文章も選択肢もじっくり吟味できる文法はしっかり得点を重ねたいパートになります。この文法を習得する上でも、単語集の例文をしっかり聞いて覚えることが非常に大事になってきます。

たくさんの英文を自分の中に引き出しとして持っていると、色々と細かいことを考えなくても自ずと答えが見えるようになってきます。なので、文法が苦手な人はまずは文法書や単語集に載っている英文を丸ごと覚えるつもりで書きとったり声に出したりしてみてください。

TOEFL ITPの文法問題は、空欄補充と誤文訂正の二つのパートに分かれています。空欄補充問題を解くときはまず、文を読んでその文がどういう意味にしたいのかを考えます。次に選択肢を見て、そもそも選択肢自体で英語として成り立たないものを外して選択肢を絞り込んでから解くようにしましょう。

誤文訂正問題も同様に、三人称単数のSなど基本的な事項の確認をして選択肢を絞り込んでから解答を導き出すようにしてください。もし、選択肢を絞ることができないということであれば、解答の解説をよみ、わからない場合は文法書で確認しましょう。

このように間違いをつぶしながら英語の例文を音読する勉強を進めていくと、そのうち間違えている部分で違和感を感じることができるようになっていきます。

TOEFL ITPリスニング対策の肝 550点以上を目指す

TOEFL ITPリスニング対策の肝 550点以上を目指す

時間制限はあるものの、もう一度読み返すことのできる文法やリーディングと違い、聞き逃すとかなり厳しい状況に陥るのがリスニングです。550点以上を狙っていくにはしっかり練習と対策を練ることが重要です。

Part A: 集中が肝心!聞き逃すと挽回が難しいのがPart A

二人の間で行われた会話とその内容について問うのがPart Aです。細かい内容というよりかは、最初の人がどうしたい、次の人がどう答えたかという大意が把握できることが大事になります。そのためには、最初の人が話した時の細かい単語が聞き取れなくても、焦らずいられるよう慣れていくことが重要です。

TOEFL ITP公式HPのサンプル問題にこんな問題があります。

(Woman) I don’t like this painting very much.
(Man) Neither do I.

(Narrator) What does the man mean?

この最初のpaintingを聞き取ることができなくても、最初の人は何かが嫌いであることは捉えることが出来ると思います。そして次の人もNeitherでスタートしたので二人ともこの何かしらが嫌いなのだなということがわかれば答えを導き出すことのできる可能性は非常に高いです。

また、paintingを聞き取ることができなくても設問にはpaintやpaintingという単語が出てきていますので心配不要です。しかし、慣れてない人はパニックで頭が真っ白ということも少なくないでしょう。二人が同意見なのか、反対意見なのかに着目して話の流れを捉えるようにしてみてください。

Part B: 挽回可能なパート!ここで大きくスコアを伸ばしていこう

一瞬で終わってしまうPart Aでは、何かが聞き取れず真っ白になってしまうとなかなか厳しくなってしまいますよね。次のPart Bではもう少し長い会話が流れてきます。その都度わからない単語や言っていた意味がわからない部分も出てくるでしょう。

しかし、長い分最後までいく間にあ!さっきのはそういうことだったか!と思えることも出てきます。重要なのは一言わからなくても挽回できる可能性も高いので、その人が何をしたかったのか、どう思ったのか、それに対して相手はどう答えたのか、と同時に全体的に何の話をしていたのかを捉えられるよう日々練習していきましょう。

Part C: 内容を頭で思い浮かべながら聞く練習をしよう

Part Cはナレーターが一つのパッセージを読み上げ、それに対する設問となります。TOEFLは元々海外留学を目指す人が海外の大学や大学院に自身の英語力を証明するための試験であることもあり、内容がアカデミックです。

アカデミックとはどういうことかというと、例えば英語で理科の授業を受けるようなイメージを持ってみてください。公式HPのサンプル問題では、人間と動物のあくびの違いについてのリスニング問題がありました。これを英語で聞いて中身を理解するためには、ある程度の単語が頭に入っている必要があります。

ですが、実際に解く時のコツとしては、動物、あくびと単語を追うのではなく、あくびをしている動物をを頭の中で思い浮かべながら聞いていくことで、全体の大意を把握する問題にも対応することが出来るようになると思います。

但し、これも前提としてある程度単語が頭に入っている人しかできない芸当になりますので、やはりまずは自分の中の単語や例文の数を増やしていくことが高得点への近道になると思います。

TOEFL ITP リーディング対策は毎日取り組むのが大事

TOEFL ITP リーディング対策は毎日取り組むのが大事

日々忙しい生活を送る中で、TOEFL ITPの勉強は週末まとめて一気にやろう!と思う人は多いかもしれません。平日究極的に時間が無い人はそれでも仕方ないかもしれません。しかし、野球選手もほんの1球を打つために毎日素振りをするように、毎日30分でいいから集中してリーディングの問題を解く、これを繰り返すことでまず英語を読むことにさほど抵抗がなくなっていきます。

そして、リーディングの問題を解き終わった後、文章の中に出てきた単語を調べてチェックだけしてください。書き出して単語カードにする必要はありません。とにかく調べることを繰り返せばリーディングのみならず、語彙数も飛躍的に増えていきます。ここでも『毎日少し』を習慣にできるといいですね。

過去問を時間配分に気を付けて解いていく練習をしよう

TOEFL ITPでは時間配分が非常に重要です。リーディングでは5つのパッセージそれぞれに複数の設問という構成で、50問で55分という極めて限られた時間になっています。見直しの時間を考えれば1つのパッセージに費やせる時間は10分程度になります。

最初の設問が難しかったら次のパッセージに進み、正答率が高くなりそうなものから確実にこなしてくるようにしてください。また、設問を先に読むことで大体の内容を把握することができるため、少し時間の節約になります。練習の時から本番同様の読み方、時間配分を意識して解くようにしてください。

TOEFL ITPテスト公式問題集を活用しよう

TOEFL ITPのレベル1は元々紙ベースで行われていたTOEFLを基にして作成されています。TOEFLの出題方法に慣れるためにも公式問題集や単語集に取り組みましょう。

特に、単語はTOEFL独特のものが多く出題されるため、公式問題集の単語を網羅することが高スコアにつなげるコツになります。また、文法は何度も解いて、出題文自体を覚えてしまうくらいまで繰り返すことで、パッと見ただけでこれはこの文法や用法を問いたいのだなと勘がつくようになります。

毎日2~3問解いて英語を読むことに慣れていこう

リスニングやリーディングは一長一短にはスコアを伸ばすことのできない分野ですが、毎日2~3問取り組み、継続していくことで道は開けていきます。

一つの単語しか聞き取ることができない状態から、単語集で単語や例文を覚えながら毎日リスニングを続けていくと、ある日突然日本語に置き換えなくても意味を理解している自分に気づくことになります。

また、最初は英語を読むということ自体に必死になってしまい、パッセージを読み終わってあれ今何の話だったんだろうと思ってしまうところからスタートしても、毎日リーディングを続けていけば、いつか細かい部分で不明点はあるけれども大意は捉えられたというレベルに到達できます。

毎日何時間もやる必要はないです。『毎日少し』が英語力向上、スコアアップの一番の早道となるはずです。

TOEFL ITPでしっかり対策を練ってiBTへの高得点へつなげていこう

TOEFL ITPも難易度の高いテストですので、しっかり取り組んで高得点を取ることができれば自分の英語力の高さをアピールする武器となります。

しかし、一般的にTOEFLの〇〇〇点以上と言われた場合には、TOEFL iBTのスコアが必要になります。TOEFL ITPでリスニング、文法、リーディングの対策を取り練習を重ねることで、次はTOEFL iBTの試験につなげることが出来ます。

TOEFL iBTのキモであるライティングとスピーキングもまた一からスタートするということではなく、TOEFL ITPで覚えた単語や例文をうまく活用することができます。まずはTOEFL ITPの対策をしっかりとって練習することでTOEFL iBTも高得点を狙っていきましょう!

TOEFL iBTの対策に関しては下記記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

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