TOEFLで大学院!日本国内入試(院試)/海外留学に必要スコアは?勉強法のコツもまとめて伝授!
海外の大学院に進学するためにTOEFLを受験する!大学院に進むには、TOEFLでどれくらいのスコアが必要なのかな?と、考えている方必見!
こちらの記事では日本国内の大学院・海外の大学院で必要なTOEFLスコアについて紹介しています。国別に求められるスコアやTOEFLの学習のポイントについても詳しく説明しています。TOEFLの学習方法がわからなくて悩んでる方も、これからゆっくり大学院進学について考える方もぜひ参考にしてみてください。
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TOEFLは大学院受験で活用できる?
大学院受験においてTOEFLのスコアを採用する大学院が日本国内でも増えてきています。多くの大学・大学院ではスコアが受験生の足切りになったり、レベルわけのテストに用いられるためかなり重要なテストとも言えるでしょう。
たまに質問いただきますが、日本でメジャーなTOEICはビジネス向けのテストでして(開発したのはETSというアメリカの同じ団体です)海外ではほとんど知られておらず、大学や大学院に入学する際英語力の証明としては使えないことが殆どです。
海外の大学院受験で求められるTOEFL
海外の大学院と言っても、国や学力のレベルは様々です。ここで1点、覚えておいていただきたいのが「TOEFLは足切りの判断材料であることがほとんど」という点です。
いくらTOEFLのスコアが基準より高かったとしても、それだけで進学できるわけではありません。大学院受験において、必要な勉強をバランスよく行うことは必要不可欠ですので、その点を忘れないようにしましょう。
さて、一般的に海外の大学院へ進学するために必要と言われているTOEFLのスコアはどれくらいかわかりますか?多くの大学院では85〜100点ほどのTOEFLスコアが求められます。海外の大学留学の際より高い英語のスキルが求められます。
日本国内の大学院受験で求められるTOEFL:東大や京大では?
TOEFLのハイスコアを取得する利点は、海外留学のためだけではありません。日本でも東京大学や京都大学を筆頭にさまざまな院試で英語力の証明としてTOEFLのスコアを提出することができます。ちなみに東大など一般的に受け入れられているTOEFL iBTではなく団体受験でのみ受けられるTOEFL ITPの点数を見る大学院もあるようですので必ず確認しましょう。
東大や京大の他にも、一橋大学、慶応義塾大学、早稲田大学、北大(北海道大学)などで院試の際にTOEFLのスコア提出が求められます。TOEFLは2年間スコアが有効なので、入学試験当日に合わせて勉強をする必要はありません。英語は1日で急激に伸びる科目ではありませんし、ある程度のテストテイキングスキルも必要になるため、はやめに対策を行い準備しておくことがおすすめです。
東大では必須スコアが明記されていませんが、慶応義塾大学ではTOEFL iBT80以上など明記されている学校も多くありますので、自分の目指す大学院が決まったらすぐに確認するようにしましょう。
TOEFL iBTやITPの違いや対策に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。
海外国別の大学院受験で求められるTOEFL
ここからさきでは、海外の大学院受験において求められるTOEFLスコアについて紹介します。有名な大学になればなるほど、入学希望者は増えライバルが多くなります。
どちらの学校に進学するとしても、ライバルの多くは英語が第二言語で十分に使いこなすことができるレベルの方ばかりですので、海外の大学院入学を目指すのならばとにかくはやめに準備にとりかかりましょう。
アメリカの大学院で求められるTOEFL
アメリカにはよく聞く有名な大学がたくさんあります。それぞれの学校で大学院入試の際に求められる英語力を確認していきましょう。ちなみにここでは3つの大学院を紹介していますが、最新の情報を含め必ず希望する海外大学院の入学条件要綱を確認しましょう。
まずご紹介するのが、コロンビア大学です。アイビーリーグのうちの1校で常に各種大学ランキングで上位に入る名門校です。コロンビア大学では大学院入試の際、英語力の証明としてTOEFL100点以上のスコア提出が求められます。
続いて紹介するのは南カリフォルニア大学です。西海岸に位置し、研究が盛んなことで有名ですがMBAプログラムも人気な大学です。南カリフォルニア大学ではTOEFL90点以上のスコア提出が求められます。
最後に紹介するのが、ハーバード大学です。言わずと知れた超名門校ですが、こちらは何と英語のスコアでの足切りがありません。しかし、ハーバードを受ける大学生が併願することの多いスタンフォードやイェール大学が100点付近を足切りラインにしていることから考えると、実際の英語力としてはTOEFLのスコアで100点以上のレベルがないと難しいでしょう。
カナダの大学院で求められるTOEFL
カナダの大学院に入学する際も、英語力の証明としてTOEFLのスコア提出が求められます。
トロント大学ではTOEFL100点以上、マギル大学、ブリティッシュコロンビア大学、アルバータ大学ではそれぞれ90点以上のTOEFLスコアの提出が求められます。
TOEFLはアメリカの試験なのでアメリカに近いカナダでも大学院入試の際に英語力の証明としてTOEFLスコアを提出するパターンが多くみられます。
オーストラリアの大学院で求められるTOEFL
オーストラリアには大学が47校しかありませんが、移民が多いオーストラリアならではの多様性や穏やかな気候などから近年とても人気が高くなっています。
シドニー大学では大学院入試の際に90点以上のTOEFLスコアの提出が求められますが、クイーンズランド大学では87点以上、ボンド大学では79点以上と、アメリカやカナダと比べると難易度が低い印象です。
とは言っても、それなりの英語力が必要になりますので事前の準備は必要不可欠です。
大学院合格のためのTOEFL勉強法のポイント
大学院に進学する方の多くは、英語を学ぶことがメインではなくマストだからTOEFLを受験するという方ではないでしょうか?英語以外の科目に時間を費やすためにはどのような学習方法が合格へのポイントでしょうか?ここから先では、大学院合格のためのTOEFL勉強法のポイントについて紹介していきます。
計画的なTOEFL受験
兎にも角にも必要なのが、計画的な学習です。TOEFLはスコアが2年間有効です。大学院入試直前に合わせて学習をする必要はありません。試験直前は、専門科目などの勉強をするべきなのでTOEFLの試験ははやめに済ませておきましょう。
また、英語は1日で急激に伸びる科目ではありません。一夜漬けが通用する科目でもありません。1度目の受験で目標のスコアを達成できるような安易なテストでもありませんので何度も受験する必要があります。大学院に進むことを決めたらその日から、TOEFL対策をスタートしましょう。
TOEFL iBTの勉強法や対策に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。
おすすめのTOEFLテキスト
TOEFLのおすすめテキストは、ずばり公式の問題集です。TOEFLに限らずですが、公式問題集に勝るテキストはありません。難易度は高いですが、何度も繰り返し解くことによって出題形式を把握できるようになり、タイムマネジメントも可能になります。なるべく新しいテキストを買い足さずに、反復練習を行いましょう。
TOEFL対策の参考書に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。
TOEFL対策の塾やスクールもおすすめ
独学では難しい、、、と感じたらプロに任せてみてはいかがでしょうか。TOEFL対策の塾やスクールはノウハウが蓄積されており客観的なアドバイスを受けることができます。通学だけではなく、オンラインでスケジュールに合わせやすいカリキュラムのスクールもありますよ。
まとめ:目指す大学院によって必要なスコアは違う!自分に合った勉強をしよう!
大学院入試で必要なTOEFLスコアは、目指す大学院によって異なります。ハイスコアを取得するとそれだけ高いレベルの大学院入学への近道になるので、大学院進学を決めたら早めに勉強をスタートし自分に合った学習方法で目標スコアを突破しましょう!