【TOEFL iBTライティング対策】書き方と勉強法を分かりやすく解説
英語でアカデミックライティングを書くのはとても難しいですよね。
・アカデミックライティングなんて書いたことがない
・英語のエッセイ対策や勉強法はどうやってするの?
・添削はどうやってしてもらうの?
とお困りの方も多いのではないでしょうか。 今回はTOEFL対策の中でも、ひとりでは難しいライティング対策についてご紹介します。 どのような点に注意して書いたらよいのか、対策とコツもお教えしますので是非参考にしてみてください。
目次(クリックで飛べます)
TOEFLライティングの問題は2種類
TOEFL iBTのライティング試験は、2種類の問題があります。 ・Integrated Writing リーディング、リスニングで聞いた内容と論点をまとめる ・Independent Writing 自分の主張を理由とともに理論的に述べる まず、それどれの概要について説明します。
TOFEL ライティング:Integrated Writing
TOEFL iBT Integratedライティングの概要は以下のとおりです。 ・リーディング 3分 ・リスニング 2分 ・ライティング 20分 1. まず学術的な文書を読みます。 2. その次にリーディングと同じトピックの講義を聞きます。 通常、リスニングパートの講義では、リーディングの内容に反論が述べられています。 3. これらの内容をまとめて、150-250ワード前後でエッセイを書きます。 自分の意見ではなく、あくまでもリーディングとリスニングで述べられた情報について書く必要があります。 リーディングの文章は画面に表示されますが、リスニングは1回のみしか聞けません。
TOFEL ライティング:Independent Writing
TOEFL iBT Independent Writingの概要は下記のとおりです。 ・ライティング 30分 同意するか、反対か?どう思うか?自分はどちらを好むか? といったような問題に対し、自分の考えをまとめて述べる必要があります。 300~350ワード前後でまとめます。
TOEFLライティング・スコアアップ3つのコツ
ライティングの書き方では、テンプレート・パラフレーズ・リンキングワードが重要です。 この3つのポイントをおさえて、ライティングにのぞみましょう。 ・テンプレート(構成) ・パラフレーズ ・リンキングワード それでは、ひとつずつ説明します。
テンプレートで構成を作る
まずどんなライティングでも大切なのは「構成」です。 いきなり書き始めてはいけません。 先に構成があると断然書きやすくなります。 各段落ごとに1つ言いたい事を伝えるようにしましょう。 そのためには、構成を作る際にどの段落に何を書くかを箇条書きにします。 様々なトピックに対し、テンプレートを使って構成を作る練習をしましょう。 テンプレートや書き方については、後ほど説明します。
パラフレーズで言い換える
TOEFLライティングには、パレフレーズを使って書くこともポイントです。 例えば、このふたつの文章は同じ意味をあらわしていますが、違う言い回しを使っています。 ・このパン屋さんで一番売れているのは、カレーパンです。 ・カレーパンはこのパン屋さんの一番の人気商品です。 このような形で言い換えることをパラフレーズと言います。 TOEFLのIntegrated Writingならリーディングやリスニングで述べられていることを、同じ言葉で引用しないようにしましょう。 パラフレーズを使い言い換えることで、幅広い語彙力と表現力をアピールできます。
リンキングワードを使う
まとまりのあるエッセイを作るには、豊富なリンキングワードを使うことが効果的です。 文と文の繋がりが自然で、何を伝えたいのかが分かりやすくなります。 例えば、追加には「And」をよく使いますが、その他にもこのようなリンキングワードがあります。 →Besides, Moreover, In addition, 反論 But →However, Whereas, On the other hand, 結論 That’s why → Therefore, Hence, As a result, これらを使うと、その次に何を述べたいのか分かりやすい文章になります。
Integrated Writing 3つのステップ
TOEFL iBT Integrated Writingでは、リーティングとリスニングのスキルも問われます。 リーディングを読む→リスニングを聞く→まとめる といったステップとなるため、メモの書き方もポイントとなります。 おすすめは、左側にランティングポイント、右側に各ポイントに対する反論を書き、簡易表のようにする形です。
1.リーディングのポイントをメモ
まずは、メインアイディアが何かを理解します。 リーディングの内容は、後からも画面の表示されるのでさほど多くのメモを取る必要はありません。 筆者のメインポイントと各理由を箇条書きにしましょう。
2.リスニングの反論ポイントをメモ
リスニングは、1回しか聞けないのでメモがとても重要です。 先に書いたリーディングのメモの右側に、それぞれのポイントに反対している理由を書きます。 理由や意見に、矢印や番号をつけておくと、まとめる時に分かりやすくなります。
3.メモの内容をまとめて構成を作る
リーディングの意見はこうだが、リスニングで教授はこう反対していた。 という点を、各パラグラフにまとめる問題です。 例えば、Integrated Writingであれば、このようなテンプレートを使って作ります。 1. 序章: リーディングとリスニングで何を述べているか 2. 論点1: リーディングの主張1とそれに対する反論1 3. 論点2: リーディングの主張2とそれに対する反論2 4. 論点3: リーディングの主張3とそれに対する反論3 5. 結論(リーディングとリスニングの主張の違い) 論文の筆者(リーディング)と講義の教授(リスニング)、それぞれの考えと違いをまとめるのが、このタスクのポイントです。
Independent Writingの書き方3つのステップ
TOEFL iBT Independent Writingは、自分の意見を述べる問題です。 問題では、ある考えについて ・同意するか、反対するか ・どちらが良いと思うか ・どう思うか などが出題されます。 問題に対して、自分の主張やその理由を理論立て説明する必要があります。
1.問題の意図を理解する
まず重要なのが、問題の意図をはっきりと理解することです。 ここで聞かれていることを理解していないと、一生懸命書いてもポイントがずれてします。 同意か反対かを聞かれているなら、「自分は同意する」もしくは「反対する」、どちらの立場で書くのかを決めます。
2.構成で意見と理由を述べる
自分の意見が決まったら、構成を考えます。 構成には、主張・理由・具体例を含めます。 各パラグラフの重要ポイントを、メモ書きにして構成を作ってください。 説明するために、想像の話しを例として入れても大丈夫です。 Independent Writingではこのようなテンプレートが使えます。 1. 自分の主張 2. 理由 3. 具体例2~3つ 4. まとめ(再度主張) TOEFL iBTのライティング試験では、普段考えないような問題も出題されます。 過去問などから、構成を作り、理由付けを考えるのも練習になります。
3.書いたら見直す
ライティングは、書いたら見直しましょう。 特に問題に対して答えているか、一貫性があるかが重要です。 確認する点は以下です。 ・問題に対する答えがはっきりしているか ・全体に一貫性があり、意見がブレていないか ・理由付けがはっきりできているか ・誤字脱字、スペルミス、文法ミスがないか ・文字数は十分か 見直すことで、書いている時には気付かなかったミスに気付きます。
文字数が足りない時の対策
文字数が数ワード足りないことでの減点はありません。 しかし文字数が少ない場合、書くべきポイントが抜けていることがあります。 書くべきことが網羅されていれば、文字数は必然と足りてきます。 いつも文字数が足りなくなってしまうという人は、次に説明することを対策しましょう、
パラグラフライティングを練習する
パラグラフライティングとは、各段落ごとに言いたい事をひとつずつ含めます。 通常、各パラグラフの一番はじめに大切なポイントを書きます。 その後に補足文章を加えて、ひとつのパラグラフを作ります。 パラグラフ1:主張 パラグラフ2:理由 パラグラフ3:具体例1 パラグラフ4:具体例2 パラグラフ5:結論 というように作ります。 構成が大切だということが分かりますね。 構成がしっかりとしていると、書く時にブレませません。 構成作成→パラグラフライティングを繰り返し練習することで、 書くべきポイントが全て含められ、自然と文字数も伸びます。
言いまわしは複数使う
言い回し、表現力を付けて、同じ言い方をしないようにしましょう。 パラフレーズの練習、様々なテンプレートに触れることで、言い回しの勉強になります。
添削サービスを使う
ライティングは誰かに見てもらわないと自分ではなかなかミスや改善ポイントに気付けないもの。 いつも文字数が足りないけど原因が分からない。 そんな時は、ライティングの添削サービスを使いましょう。 添削をしてもらうことで、「これでいいのかな?」という曖昧な部分にも答えてもらえます。
まとめ:TOEFL iBTライティング対策はテンプレートを使って効率よく攻略
今回はTOEFL iBTライティング対策と勉強法についてご紹介しました。 TOEFLライティングでは、 ・構成やテンプレート ・メモの取り方 ・パラグラフライティング ・パラフレーズ、リンキングワード これらを意識して対策をしましょう。 ぐっとライティングのスコアが伸びるはずです。