TOEFLは何点から履歴書に書いてよい?書き方や業種・スコアの目安を紹介
TOEFLを受けてみた、もしくは点数を持っているけど子の点数で書いてもいいのか、どう書いたらいいのかと悩みはつきませんよね。その悩みを一つ一つ解決していきましょう。
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よく耳にするTOEICとTOEFLはどう違う?
TOEICとTOEFLはそもそもテストの目的が違います。TOEFLはアメリカの大学や大学院の入学するために必要な英語技能が身についているかを測る試験です。
一方で、TOEICはTest of English for International Communicationの略であり、英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験です。
目的が違うため、試験内容も大きく異なります。日本で一般的に言うところのTOEICは、TOEIC Listening and Reading というテストで、リスニングとリーデングのみで構成されています。内容も、ビジネスに付随するごくごく日常的な英語力が試されるものになっています。
反対に、TOEFLは大学入学に必要な英語力を測るためのものですので、米国の高校生が使う高校生のようなアカデミックな内容がメインとなっています。さらに、リスニング・リーディングのみならずスピーキングとライティングも含まれており、より総合的な英語力を測ることができる試験になっているのが特徴です。
TOEFLの日本での認知度がここ数年飛躍的に高まってきている
日本では企業内での英語評価に使われたりするなどTOEICの知名度が高いですが、TOEFLはこれまでに世界で3500万人以上が受験しており、世界的に見ればTOEFLの認知度が高いです。
日本ではよく知られているTOEICは海外ではあまり認知されていないのが現実です。
TOEICとTOEFLのスコア換算はどんな感じ?
過去にはTOEFLを主催しているETS(Educational Training Service)でTOEICとのスコア換算表を出していたようですが、現在では公式な換算表というものは存在していません。巷ではTOEIC900点でTOEFL100点という換算も出回っています。確かに、TOEFL100点を取ることが出来る人は、TOEIC900点は比較的余裕をもって取ることが出来ると思います。
しかし、TOEIC900点の人がTOEFL100点を取れるかと言われるとそれは難しい場合が多々あるのではないかと思います。TOEFLにはスピーキングとライティングが含まれていることに加え、
相当なスピードとアカデミックな内容を英語で理解し、運用する力が必要となります。あまり出回っている換算表を鵜吞みにせずそれぞれのテストでそれぞれの対策を練って受験し、スコアを獲得しておくのがベターと思われます。
TOEFLを履歴書に書けるのは何点から?
TOEFLは海外の大学や大学院に入学してもサバイバルすることができるだけの英語力を保持しているかどうかを見る試験です。米国の大学は目安として大体低くて60点、目安として80点程度、超有名大学や大学院進学には100-110点が必要とされています。これに近いスコアを取ることが出来たのであれば、是非履歴書に書いて、アピールしてください。業種や企業によっては、TOEICよりもTOEFLの点数を重要視しているところもたくさんありますので、60点以上を持っている場合は忘れずに履歴書に記入してください。
TOEFLに有効期限はある?
TOEFLにはTOEIC同様有効期限が定められており、受験日から2年間となっています。2年間を過ぎるとスコアレポートを再発行してもらうことができなくなりますので、スコアレポートを求められたときに困ることのないよう大切に保管してください。
有効期限が切れていてもTOEFLの点数を書いてもいい?
では、有効期限が切れていたら履歴書に書くことができないかというと、そうではありません。過去にこれだけの点数を取ることができたという証明にもなりますので、有効期限がいであっても80点以上のスコアを取得したことがあるのであれば、履歴書に記入しておきましょう。但し、提出先によっては有効期限内のスコアを求めている場合もあります。有効期限内のスコアが必須となっていないかどうか履歴書に書く前に確認しておくといいでしょう。
TOEFLスコアの履歴書の書き方:正式名称は?
TOEFLの高スコアは履歴書で光り輝く星です。高スコアを持っている人は必ず、2019年日本人平均点の71点を超えていれば有効期限が切れていてもそれだけの英語力を保持していた記録になるので記入しましょう。
TOEFLの履歴書の書き方
TOEFLの点数は、そのTOEICや英検同様、『免許・資格』の欄に記入します。 例)2020年5月 TOEFL iBT 80点取得
TOEFLの正式名称は?なんの略?
TOEFLはTest Of English as a Foreign Languageの略でTOEICと同じアメリカのETSという団体が作ったものです。
職種によってはTOEFLの点数を持っていることを要求されることも
2016年に、河野外務大臣が新入職員に、入省前にTOEFL100点を取得するよう要求して話題になりました。このように、より実践的な英語力を要求される職種や企業においては、TOEFLスコアが必須となる場合があります。
TOEFLで一定以上のスコアを持っている人は一部試験が免除になることも!
日本でも、教員採用試験でTOEFLの一定以上のスコアを保持していると、英語実技試験の免除があったり、採用試験での加点があったりとTOEFLスコアの有用性が高まってきています。
TOEFLの方がより総合的な英語力をアピールできる
TOEICは日本で浸透した英語試験であり、しっかり対策をとれば逆に英語を全く話すことが出来ない人でも高得点を取れてしまう試験であるということはある程度知れ渡っています。その一方でTOEFLはスピーキングやライティングなどを含め高い英語運用能力を持っていない限り高得点は望めません。企業によってはTOEICの点数よりもTOEFLの点数を重視する場合も多々あります。TOEFLの高スコアを持っていることで自分の英語運用能力をアピールすることができます。TOEFLのスコアを取得して魅力的な履歴書にしていきましょう。
TOEFLでの高スコアは、数多くの履歴書の中から一歩抜きんでるアイテム!
日本での認知度が飛躍的に高まってきているTOEFL。外資系企業や商社などより実践的な英語力を持った人を求めている企業や組織には大きなアピールとなる英語試験です。履歴書にしっかり書いてアピールしてください。