IELTSの有効期限は?留学や履歴書に使うには?TOEFLやTOEIC・英検も併せて紹介
IELTSを受験した後にもらえすスコアシート。有効期限はいつまでかご存じですか?留学や履歴書に使う場合の注意点も含め解説します。
またTOEFL、TOEIC、英検などの他の英語試験のスコアの有効期限についてもまとめましたので、合わせてごらんください。(本記事は2022年1月時点の情報をもとに執筆していますが、最新の情報は必ずご自身でも確認ください。)
目次(クリックで飛べます)
IELTSの有効期限を確認しよう:留学や履歴書に使用するリミットは
では、早速この記事の本題のIELTSの点数の有効期間を早速確認していきましょう。
IELTSの有効期限は試験日から2年:留学の際には気を付けよう
IELTSのスコアは試験日から2年間が有効期限です。結果を受け取ってから2年間でないときには気を付けましょう。
多くの方は留学のためにIELTSを受けることとなり、直前まで勉強した結果目標スコアを海外留学先の大学や大学院に送ることになるので大丈夫だと思います。
しかし例えば大学受験の際にIELTSのスコアを入試で使った場合、2年や3年時の留学ではすでにそのときのスコアは有効期限切れをしている場合があります。ですので、かならず出願時までにこの有効期限が過ぎていないかも確認しましょう。
ちなみに有効期限つながりでいうと、IELTS受験日にはパスポートを持っていくと思いますが、パスポートは受験日が有効期限内であるものでないと受験できませんので気を付けてくださいね。
履歴書に2年の有効期限が切れた後IELTSスコアを書いていい?
IELTSでいい点数をゲットしたなら履歴書にも書きたいですよね。では、2年間の有効期限が切れたIELTSのスコアを履歴書に書いても問題ないのでしょうか。
結論から言えば「問題ありません」。
履歴書やCVはあなたの過去の学歴や職歴・資格などを記載するものです。ですので、「いつ頃にIELTSでこの点数をとりました」という事実は事実として記載して問題ありません。
その場合もいつ取得したかは記載するようにしてください。ただし、応募する企業や団体が「有効期限内のスコアのみ有効」と言ってきた場合はもちろん別ですので、気を付けてください。
ちなみにIELTSの履歴書への書き方や転職・就活などに使う際に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。
IELTSの結果を早く手に入れたいとき
IELTSの有効期限と合わせてよく聞かれるのが「IELTSのスコアはいつ手に入るんですか?」という質問ですので合わせて回答しましょう。
CD IELTS(Computer delivered)と言われるコンピューター方式とPB IELTS(Paper based)といわれるペーパー方式でスコアを確認できる早さが違います。CD IELTSのほうが速く結果が手に入りますので急いでいる場合はそちらで受験しましょう。
CD IELTSの結果はいつ手に入るか(コンピューター方式)
CD IELTS(コンピューター方式)の結果は3~5日程度で受験者用WEB上で確認できるようになり、その後成績証明書がお手元にとどきます。成績証明書や手元に届くまで7日程度かかる場合があります。
ペーパー版、IELTS for UKVI版の場合はいつ手に入るか
ペーパー方式のIELTSの場合13日後、IELTS for UKVIの場合も同じく13日後より受験者用ページから確認できます。その後1週間程度でお手元に届きます。
IELTSのスコア換算の仕方:他の試験との比較表
TOEFL iBT,ITP,TOEIC、IELTS、英検など主要なテストのスコア換算表を下記にまとめました。もしどのテストを受けようか悩んでらっしゃる方はまずはこの表で各テストのそれぞれのスコアの比較を大まかに把握しましょう。
CEFR | IELTS | TOEFL iBT | TOEFL ITP | TOEIC L&R | 英検 |
---|---|---|---|---|---|
C2 | 8.5-9.0 | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
C1 | 7.0-8.0 | 95-120 | 627-677 | 945-990 | 英検1級 |
B2 | 5.5-6.5 | 72-94 | 543-626 | 785-940 | 準1級~1級 |
B1 | 4.0-5.0 | 42-71 | 460-562 | 550-780 | 2級~準1級 |
A2 | 該当なし | 該当なし | 337-459 | 225-545 | 準2級~2級 |
A1 | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 120-220 | 3級~準2級 |
IELTSとTOEFLどちらが留学に有利?
IELTSとTOEFLどちらを受けたほうが良いですかという質問をよく受けますが、まず、出願する海外の大学や大学院がどの英語試験のスコアを受け入れているかを確認しましょう。
その上で、IELTS,TOEFLどちらも受け入れているということでしたら上記の表を参考にしながらどちらを受けるかを考えます。たまにTOEFLとIELTSのスコアで求めるレベルがアンバランスな場合(例えばIELTSで7に対してTOEFLで80点など)がありますので、そういった場合は低いスコアでいけるテストを選んだほうがいいでしょう。
また、一般的にはTOEFLのほうがIELTSよりも難しいといわれていますので、アメリカ英語イギリス英語にこだわりがなければIELTSを選んでもよいのではないでしょうか。
IELTS以外の試験の有効期限
それではここで他の英語試験のスコアの有効期限も併せて確認しましょう。
TOEFLの有効期限
TOEFLの有効期限はテスト受験日から2年間です。スコアカードが手元に届いてからではないので気を付けましょう。
TOEICの有効期限
TOEICのスコアには有効期限はありません。ただし成績証明書の再発行は2年間という期間があります。
英検の有効期限
英検のスコアにも有効期限はありません。しかし、留学などの場合には留学先機関が合格証明書発行日から2年など定めている場合がありませすので、留学先機関に確認を取るようにしましょう。
IELTSの有効期限は2年:留学などの申請時には注意
IELLTSの有効期限は2年間ですので、留学などの申請時には有効期限内か確認するのを忘れずに。他の試験では有効期限を定めていない試験もありますので、ご自身がどのようにスコアを使いたいかを踏まえて利用しましょう。