IELTSを使って転職活動を成功に導こう!TOEICやTOEFLとの違いも解説

近頃TOEFLとともに企業から熱い視線を浴びるIELTSという試験。英国や英語圏の大学や大学院留学にある一定以上のスコアが必要なことは知ってるけど・・・

転職活動にも使えるのか、なぜ転職活動でIELTSのスコアを持っていると有利なのか、IELTSの受験情報やスコアメイクのコツ、勉強習慣の考え方についてみていきたいと思います。

転職活動でのIELTS/TOEFLなど英語資格は必要?

必要です。この一言に尽きます。以上、この記事終了(嘘)。

全く英語に関係のない業種でも海外子会社を買収していきなり国際企業になることもありますし、個人商店でもオンラインショップを持っている場合は英語で問い合わせが来ることも多々あるでしょう。

英語資格はこのグローバル、ボーダーレス社会での転職活動ではなくてはならないものとさえ言うことができるのではないでしょうか。

20代でまだまだ若い第二新卒として大きなポテンシャルを見せる意味でも、30代以降に経験も実績もある中でさらなる付加価値としても是非、IELTSなどの英語試験でハイスコアを取って転職活動を有利に進めてください。

英語試験のスコアは必ず持っておこう

近年では新卒の就職活動においてもTOEIC900点台を持っている人も数多く存在しているため、既卒の転職活動戦線に立つにはもう一歩進んだIELTS/TOEFLの高スコアを持って企業側により実践力がある証としてアピールしていきたいですね。

IELTSはTOEFLとは何が違う?

試験の趣旨としては、海外から英語圏の大学や大学院への入学を希望する生徒が、大学でやっていけるだけの英語力を持っているかどうかを測る試験ということで同じです。

しかしながら、その試験内容には若干の違いがあります。

IELTSはペーパー式かコンピューター式を選べるであるのに対し、TOEFLはコンピューターを使っての受験のみとなります。また、IELTSでは文章中に現れたことを正確に書き出す能力が問われたりする一方、大まかな大意を把握することを重視するのに対しTOEFLは主に選択肢から答えを選択する問題が多いなどあります。

さらに、IELTSは人間の面接官を相手にスピーキングの試験が行われますが、TOEFLはコンピューターに向かって一人でしゃべり続けるというやり方になっています。個人的にIELTSのスピーキングテストは転職活動の面接に雰囲気が似ているとは思います。

他の試験との比較に関しては下記の記事に詳しく紹介しましたのでご興味あればご覧ください。

転職活動にはTOEICや英検だけではだめなの?IELTS採用時のメリット

転職活動にはTOEICや英検だけではだめなの?

TOEICや英検ももちろん、日本での転職活動には有利に働くことが多いと思います。しかしながら、より実践的に実務で英語を使う企業に出願する際は、IELTSやTOEFLの高スコアを持っている人の方が確実な英語力を持っているだろうと企業側は判断する傾向にあります。

それはやはりこの二つのテストが大学以上の高等教育を英語圏で受けたい人たちのためのテストであり、内容はジェネラルなものからアカデミックなものまで多岐にわたっており、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングとより多角的な英語力を試される試験になっているからです。

TOEICはビジネスにおける日常会話を想定した英語能力を判定するためのテストであり、リスニングとリーディングのみの試験内容となっているため、アウトプットの力が測定されません。実際TOEICで高得点でも全然しゃべれないので面接で落とされたり、入社後トラブルになるというケースもしばしばです。

ですので実務で実際に使える英語力を判定するのにはIELTS/TOEFLの方が有効になってくるのです。英検はスピーキングやライティングもありますが、準一級以上は優遇されることはあるかもしれませんが、やはり上記2つの試験での評価にはかなわない、特に外資では「英検ってなに?」となることもあるというのが現実です。

総合的な英語力を重視する企業が増えている:特に外資系で

TOEICが日本社会に浸透し、TOEIC受験のノウハウが蓄積され、TOEICで高得点は取れるけど英語は話せないし、英語のメールは読むのが苦痛で仕方ないという人がたくさん出てきました。

ビジネスで使える英語力というのは、きちんと相手の目を見て話すことができ、メールで意思の疎通ができ、準備すれば英語で相手を惹きつけるようなプレゼンができること、つまりより実践的な英語力を持った人のことで、これこそが企業が望む英語力であると言えると思います。

IETLSとTOEICでは採用する転職先企業はどちらを好む?

日本ではTOEICが普及しており圧倒的知名度があるため、TOEICで900点を持っていると顔をほころばせてくれる日系大手企業は多いでしょう。

そして、残念ながらIELTSは日本での知名度がまだTOEICほど高くないため、知らない企業もあるかもしれません。

そんな企業には、IELTSをTOEFLやTOEICなど知名度の高い試験とのスコア換算目安を交えて自分の高い英語力をアピールしてください。様々な業種に対応するには、どちらのスコアも持っている方が無難ではあると思います。

外資系や海外進出している企業にはアピールしやすい面も

海外に本社があり日本支店を持つ外資系企業や、日系企業で海外進出しているような企業にはIELTSやTOEFLは大きなアピールになります

特に、米国圏の大学進学に必要とされるIELTS6.5点、TOEFL80点以上を持っていると海外の大学で学ぶことができるだけの英語力を持っているという判定になるため、海外の大学出身者と競う転職マーケットでも一定の評価をえられるでしょう。

海外の大学出身者に負けないよう、自分でこれまで培ってきた経験を武器に、憧れの企業でのポジションをつかみ取りましょう!

IELTSを使い転職・就職をした例と実際の転職の仕方

ここまでIELTSと転職の関係について説明してきましたが、ここからは実際にIELTSを就職や転職に使ったケースや転職の仕方について解説していきましょう。

筆者が外資系企業にIELTSを使い就職や転職した方法

私が実際にヨーロッパの外資系企業に新卒で入社する際はIELTS 7.5が必須でした。履歴書を出した際はまだ7.0だったのですが、「内定出すけど入社日までに7.5とれなかったら取り消します」と言われ死ぬ気で勉強しました。

このように履歴書を提出する時点では求められなくてもその後IELTSのスコアの提出を求められることはあるためできる限り高いレベルを目指しましょう。ヨーロッパ系の企業でIELTSが求められる場合は7.0以上を求められることが多いと思います。ヨーロッパでIELTSは非常にポピュラーな試験です。

また別の企業に転職する際も、TOEICとIELTSのスコアを提出しましたが、のちに面接の段階で「TOEICはできても話せない人が多いですが北野さんはIELTS持っているので大丈夫ですよね」とはっきりと言われたように、これは明らかにIELTSが選考で有利になったなと感じました。

IELTSで外資系転職に成功する秘訣&よくあるパターン

IELTSは日本でこそ知名度はいまいちですが、海外では非常に有名です。特に、外資系企業、その中でもヨーロッパ系の企業ですと日本ではTOEICをある程度つかっていても、グローバルレベルではIELTSを使っているということはよくあります。

私の生徒さんでも、外資系の中でも欧州系企業に就職や転職の際に、IELTSかTOEFLを出してほしいといわれることはしばしばあり、そこで日本人にもかかわらず高得点を持っていると、「英語がちゃんと使える人材」と認識されることは多いです。もちろん米国系の企業でのアピールにも使えます。

ただ、外資系の面接で大事なのは、「英語は当然できますけど」というメンタリティです、たとえ内心ではすごくドキドキしていても。

例えば営業など、国内に向き合うポジションである場合、正直英語力は最低限しか問われませんが、管理部門の人間として採用してほしい場合は「英語力以外をいかにアピールできるか」が大事です。

ただ、誤解してほしくないのですが、「英語力以外の部分」を「英語でアピール」することになるので、「結局英語がすごく重要なことにはまったく変わりがない」ということです。

【無料】実際に私が使ったおすすめ転職エージェント

ここまで読まれたあなたは、転職を頭のどこかで考えてますよね。釈迦に説法かもしれませんが、そんなあなたがまずやるべきはとりあえず転職エージェントに登録することです。めんどくさいと思うと思いますが、おそらくこのページをこのまま閉じるとそのまましばらく何も起こらず進んでしまうと思いますので、とりあえず今日登録しておきましょう。。

ここでは実際に私が転職の際に使ったエージェントを紹介します。どちらも話を聞くのは無料ですし、転職を無理に進めてはこないのでとりあえず登録してみてはいかがでしょう。

1.JACリクルートメント

私が2回使って2回とも素敵な対応をしてくださったエージェントです。しかもそのうち1回はこちら経由で転職しなかったのにすごく丁寧に対応してくれました。本気でおすすめです。

JAC外資系や日系大企業を中心に多くの求人を抱えています。JACの特徴は日系なのですが外資系案件が多いということでこれは=日系企業の丁寧さをもって求職者さんに案件を紹介してくれるということです。

外資の転職エージェントも使ったことはありますが、正直「絶対俺のレジュメ見てから案件紹介してないだろ」という適当な案件ばかり投げてくる時間の無駄になるエージェントもいます。その点こちらは間違いないです。相談無料ですのでまずお話ししてみてはどうでしょう。下記バナークリックでJACさんのサイトへ飛べます。

JAC Recruitment

2.アクシスコンサルティング

コンサルへの転職をメインとしていて、BIG4をはじめとした外資、日系を手広くカバーする転職エージェントです。元コンサルの方がポストコンサルの後のポジションを探す際に相談することも多いですね。

ちなみにコンサル以外に経営企画や事業企画、ITエンジニア向けへの案件もあります。私もコンサルではない職種のほうでお世話になりました。特徴としては年収1000万を超える案件がぼこぼこ出てくる点です。

コンサルに興味あるかどうかは置いておいてキャリアアップを希望される方は、一度無料相談されてはいかがでしょう。当然英語を使う仕事が非常に多いです。下記バナークリックでアクシスさんのページに飛べます。



【番外編】新卒の方向けの就活サービス:キャリアチケット

私の元教え子が使ってよかったという就活サービスもご紹介しておきます。特に大事なのはエントリーシートの添削をしてくれる、というところだと思います。私もエントリーシートを書くのは得意なのですが、あなたの持っているエピソードの中でA社にはこれ、B社にはこれ、と出しわける必要があるのですがこれが苦手な生徒さんは多いです。

ですのでそれを添削してくれるというのは非常に大事です、IELTSのライティングと同じですね(笑)。下記バナーより無料で相談できますので試してみてください。



IELTSを履歴書やCVに書くのを忘れずに

TOEICのスコアは書くけどIELTSのスコアは履歴書やCVに書いていなかったという人もたまにいらっしゃいますので、きちんと記載しましょう。IELTSの履歴書への書き方は下記の記事を参照ください。

IELTSで高得点を取り転職を有利に

IELTSを受験してみよう

もしあなたがまだIELTSを受けたことがなければ是非受験してみてください。TOEICしか受けた経験がない人はライティングやスピーキングで面食らうかもしれません。

しかし、IELTSで高スコアを取るための練習はそのままビジネスで使える英語力の訓練になります。また、TOEFLと比べると日本で受験勉強をしてきた人たちには、若干解きやすい問題傾向となっているため、もしTOEFLでスコアが伸び悩んでいる人がいたらIELTSにも挑戦してみてほしいと思います。

IELTSやTOEFLの勉強を重ねた後に再度TOEICを受けてみてください。私や生徒さんの経験から言えますが、IELTSやTOEFLと比べればTOEICは簡単に感じること間違いありません。見たことないようなハイスコアがとれるかもしれませんよ!

IELTS/TOEFL/TOEIC受験スケジュールと流れ

TOEIC

まずTOEICから見ていきましょう。(https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide01/schedule.html)

TOEICは大体月に一度受験するチャンスがあります。申し込みは受験日の約2か月前で、4日間程度で締め切られ、結果は受験日から約一か月後に発送されてきます。

TOEFL

次にTOEFLです(https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/centers_dates.html)。

月に3~6回、年間45回以上開催されています。受験申し込みは通常テストの約6か月前より可能で、テスト後約6日後にETS(TOEFLを主催するEducational Testing Service)のアカウントでスコアの確認をすることが出来ます。再受験するには、受験日を含まずに中3日開ける必要があることに注意してください。

IELTS

最後にIELTSです(https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/)。

日本全国16都市でほぼ毎週実施されています。実施会場は筆記テスト4日前に受験表確認票で案内されることになっているため注意が必要です。

申し込み開始は3か月程前から開始されます。残席があれば試験当日の1週間~数日前まで申し込みすることができるため、直前に予定が空いても受験するチャンスがあります。コンビニからの申し込みは他の方法よりも締切日が早くなっていますので注意してください。

IELTSのスコアメイクのコツを伝授:高得点で転職を有利に

IELTSは、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの技能それぞれにスコアが付きます。これをバンドスコアと呼びます。

そしてこの4つそれぞれのバンドスコアを平均して切り上げたり切り下げたりしたものをOverall Scoreと呼び、これが実際のIELTSのスコアとして出すものになります。日本人であれば、受験勉強などを通してリスニングやリーディングの基礎はある程度できていると思います。

しかしながら、スピーキング及びライティングはこのIELTSに絞って対策を練らなくては点数アップが望めないものでしょう。

ライティングに関しては過去の模範解答をある程度パターンとして覚えてテンプレートとして活用したり、スピーキングは少し難しい単語やイディオムを交えながら話したりする練習を毎日続けるようにしましょう。この苦手となるであろう二つのエリアの点数を押し上げることで目標とする点数へ近道となるはずです。

IELTS対策に関しては下記にも詳しく書きましたのでご参照ください。

英語学習を習慣化しよう

転職活動をされている皆さんはもしかしたらもう退職済みかもしれませんが、現在も勤務しながら、転職先を探しながら、英語の学習に取り組まれている方も多いかもしれません。

日本で英語を学んできた人は、受験勉強などである程度の基礎はできています。そこは自信をもって、あとは実際に自分で英語を話してみる、書いてみるという練習を繰り返す回数が大事になります。Practice makes perfect!

朝起きてオンラインの英会話で自分の意見を話してみる、夜寝る前に今朝オンライン英会話で話してみたことを復習してみる、次の朝またオンライン英会話で話してみる。

初めのうちは長い時間は必要なく、こういった短い時間で無理なく毎日続けられることに取り組んでみてください

最初は自分の思っている以上に英語が出てこないかもしれません。でも、毎日やるとそのうち自分の中に眠っていたあの暗記した例文が、単語が、蘇ってくる瞬間が出てきます。転職活動を楽しみながら、また実際に転職して英語を使う仕事に就いたときに外国人と話している自分を想像して楽しみながら毎日ほんの少しを続けてみてください

IELTSは転職活動で大きなアピールになる!時間に余裕があるときに受験しておこう

IELTSはスピーキングとライティングという英語でのアウトプットも含まれている試験のため、高スコア保持者は英語を重視している企業には非常に魅力的な候補者に移ります。ほぼ毎週試験が行われていますし、ギリギリまで申し込みできるので、対策を練りつつスケジュールを組んで受験しておきましょう。

最後に、下記のバナーをクリックして、LINEの友達になってもらえますと、「1日100語を覚える簡単3ステップ」という単語を短期間で覚えて忘れない方法をYoutubeで動画付きで説明しています。

これは誇張でもなんでもなく実際にできる方法で私の生徒さんはこれでもりもり単語力を伸ばしています。それ以外に役立つ情報も発信していますし、役に立たないと思ったらブロックしてもらえればいいので、ぜひ今すぐ登録してみてください。では、そちらでもお待ちしています!Good Luck!

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