最高の効率で単語力増加:語源とイメージで覚えるTOEIC英単語50
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この記事はTOEICの為に単語力をつけたい、でも暗記は苦手というあなたのための書きました。
英語学習では絶対的な勉強量も大事ですが、効率的に行うことも大事です。今日はそんな中で「簡単に覚えられて忘れない」英単語の学習法を説明します。
目次(クリックで飛べます)
なぜ語源学習はコスパがいいか
日本語でも漢字を覚えるときに「へん・つくり」の元となる意味をおぼえますよね。それらの組み合わせから意味を覚えるために、頭にも定着し思い出すときも出てきやすいのです。
実は英語でも同じことができてそれが「語源」と呼ばれます。多くの英語の単語はその元となったラテン語に起源をたどることができ、その単「語」の「源」が分かればより深く意味できます。
これから紹介する50の単語はその中でもTOEIC頻出かつ他の単語を覚えるときにも応用がきいたり、選択問題で単語の意味が分からないときでも消去法の際にヒントとして使えるものです。
では、早速見ていきましょう。
＊語源には諸説ある場合があるため、必ずしもここで説明するものが絶対的な情報と限りません。
＊厳密な定義や区別からしますと違うと思われる点もあるかもしれませんが学習者様のわかりやすさを優先しています。
＊さらに詳しく語源学習に関して説明した記事は下記にありますので、ご興味のある方は併せてごらんください。
Ex,Exter
英語でEx,Exterなどの形で始まるものは「外に、外の、」というのがコアのイメージです。
1．Exterior ・・・ Exter 外部の・外の＋rior 形容詞を作るパーツ から派生し「外観上の」という意味になりました。例：Exterior design（外観上のデザイン）
2．External ・・・ Exter 外部の・外の＋nal 形容詞を作るパーツ から派生し「外部の」という意味になりました。例：External party(外部団体)
3．Export ・・・ Ex 外へ＋Port 運ぶ から派生し、「輸出」という意味になりました。
In,Im
英語でIn,Imなどで始まる単語は「中に、中の」というコアイメージを持っています。
4.Interior ・・・ Inter 中の＋rior 形容詞を作るパーツ から派生し「内装の」という意味になりました。日本でもインテリアデザインなど言いますよね。Exteriorとセットで覚えましょう。
5.Internal ・・・ Inter 外部の・外の＋nal 形容詞を作るパーツ から派生し「内部での」という意味になりました。例：Internal meeting(部内ミーティング)
6.Increase ・・・ in 中に＋crease 成長する から「増える」という意味になりました。
7.Inspect ・・・ in 中に＋spect 見る から「検査する」という意味になりました。Inspection（検査）、Inspector（検査官）も併せて覚えてしまいましょう。
Spec, Spect
Spectのコアイメージは「見る」です。
8.Spectator ・・・ Spect 見る＋tor 人を作るパーツ ということで、「観客」という意味になりました。見る人なので観客という語源の知識のままの単語ですね。
9.Specific ・・・ Spec 見る＋ ic 形容詞を作るパーツ から派生し、「明確な」「詳細な」という意味になりました。
10.Aspect ・・・ A ～へ ＋spect 見る から、「側面」という意味になりました。例：Which aspect of marketing is the most important?(マーケティングのどの側面が最も重要だろう？)
11.Respect ・・・ Re 後ろを+ spect 見る から、後ろを振り返ってみるくらい「尊敬する」という意味になりました。日本語にも定着した単語ですね。
12.Suspect ・・・ Su 下＋spect 見る から、下から見る「疑う」という意味になりました。ちなみに形容詞はSuspiciousです。
13.Support ・・・ Sup 下＋Port 運ぶ という意味から「支援する」という意味になりました。
Port
Portの基本のイメージは「運ぶ」です。
14.Import ・・・ Im 中に＋Port という意味から「輸入する」という意味になりました。先ほど学んだExportの逆の意味ですね。
15.Porter ・・・ Port 運ぶ＋er 人を表すパーツ から 「ポーター（ホテルなどでモノを運ぶ人）」となりました。
16.Portable ・・・ Port 運ぶ＋able できる から「持ち運びのできる」という意味になりました。Portable music playerなどのように使われます。
17.Transport ・・・ Trans 越えて＋Port 運ぶ から「輸送する」という意味になりました。「輸送」「輸送機関」という名詞の意味もあります。例：Public Transport公共交通機関。
18.Report ・・・ Re 後ろに ＋ port 運ぶ から「報告する」という意味になりました。
Re
Reの基本のイメージは「後ろに」です。そこから「再び」のようなニュアンスも生まれました。
19.Reform ・・・ Re 再び＋Form 形 という意味から、再び形作る、「改革する」「改善する」という意味になりました。日本語では改装するという意味で使う「リホーム」は和製英語ですので正しい意味を覚えましょう。ちなみに日本語の意味でリホームと言いたいときは、英語ではRennovateリノベートです Re再び＋nov 新しい + ate形容詞を作るパーツ。Innovation（革新）もIn以外のパーツは同じ仕組みですね。
20.Respond ・・・ Re 後ろに＋spond こたえる から「返答」するという意味になります。
21.Retailer ・・・ Re 再び＋ tail 切る ＋ er 人 から「小売業者」という意味になります。仕入れた商品を細かい単位に切って売るイメージです。
22.Reveal ・・・ Re 後ろに＋Veal 覆い から「あばく・開示する」という意味です。VealはVeil（ベール）と同じ語源を持ちます。日本語でも「ベールをとく」と言いますよね。
Su, Sub, Sup
Su, Sub, Supのコアイメージは「下に、下の」です。
23.Subtitle ・・・ Sub 下＋title タイトル なので「字幕」という意味になりました。映画でも画面の下のほうに出てますよね。
24.Suburb ・・・ Sub 下＋Urb 都市 から、「郊外の」という意味になりましました。形容詞はSubrabanです。
25.Submit ・・・ Sub 下に＋mit 送る という意味から提出するという意味になりました。
26.Supplement ・・・ Sup 下に＋ple いっぱいの + ment 名詞を作るパーツ から「補うもの、サプリメント」の意味になりました。Supplementary documents「補足資料」」などのように形容詞形もよく使われます。
Ple, Pl
Ple,plのコアイメージは「たくさんの」という意味です。単語の頭ではなく真ん中あたりに出てくるので気づきにくいのですが、単語問題などで悩んだときにヒントとしても使えます。
27.Implement ・・・ Im 中に＋Ple 沢山の＋ ment名詞を作るパーツ から「実施する」という意味になりました。ちなみにmentという名詞を作るためのパーツが使われているのですが、現在の英語ではImplementは動詞です。名詞形はImplementationです。
28.Supply ・・・ Sup 下に ＋ Ply たくさんの から「供給・供給する」という意味になりました。
29.Comply ・・・ Com 一緒に ＋Ply たくさんの から「応じる・従う」という意味になりました。この場合のPlyは「たくさんのもので満たされている」→「基準を満たす」→「応じる、従う」と転じたと覚えるとわかりやすいでしょう。
30.Accomplish ・・・ A（～へ）＋Com 一緒に ＋pl たくさんの ＋ish ~にする から「達成する」という意味になりました。何かの方向に向かって一緒にたくさんのことを成し遂げるイメージです。
Com, Con
Com,Conのイメージは「一緒に」です。
31.Complete ・・・ Com 一緒に ＋Plete たくさんの という意味から「～を完成させる・完全な」という意味があります。I completed today’s work.といえば「今日の仕事は終了」ということです。
32.Company ・・・ Com 一緒に ＋ Pany パン という意味からパンを一緒に食べる人→「会社」という意味になりました。同じ釜の飯を食べた仲間的な発想ですよね。
33.Concern ・・・ Con 一緒に ＋ Cern ふるいにかける という意味から、「懸念」という意味になりました。一緒にふるいにかけなければいけない「懸念すべき事項」のようなニュアンスでしょうか。
34.Discern ・・・ Dis 離れて＋ Cern ふるいにかける という意味から「みわける、認識する」という意味になりました。I could discern that he had his own idea.「彼なりの考えがあることが読み取れた」などのように使います。
Pose,Pon,Posit
Pose,Pon,Positのイメージは「置く」です。
35.Compose ・・・ Con一緒に ＋ Pose 置く から「構成する」という意味になりました。The committee is composed of doctors and researchers. などのように受動態でよく使われます。
36.Dispose ・・・ Dis 離れて＋ Pose 置く から「配置する、処分する」という意味になりました。
37.Expose ・・・ Ex 外側に＋ Pose 置く から「さらす、あばく」という意味になりました。
38.Propose ・・・ Pro 前に＋ Pose 置く から「提案する」という意味になりました。名詞形のProposalもよく使われますね。
39.Suppose ・・・ Sup 下に＋ Pose 置く から「想定する」という意味になりました。自分の考えを心の下側において考えるイメージでしょうか。I suppose that 「私は・・・」だと思う、という使い方以外に「I am supposed to give a presentation tomorrow.」などのように受動態でもよく使い「～することになっている」という表現になります。
40.Position ・・・ Posi置く ＋ ion 名詞をつくるパーツ から、「場所」という意味になりました。そしてこの場所という意味から「仕事上の役割」という意味も生まれました。
41.Postpone ・・・ Post 後ろに ＋ Pone 置く という意味から「延期する」という意味になりました。ちなみにPut offとの言い換えは頻出です。
42.Deposit ・・・ De 離れた ＋ Posit 置く という意味から「預金・手付金」という意味になりました。お金を手元から離れたところに置くイメージです。
43.Oppose ・・・ Op 逆に ＋ Pose 置く という意味から「反対する」という意味になりました。Opposition「抵抗・対抗」、Opponent「敵対者」という単語も併せておぼえておきましょう。
Press
Pressのイメージは「押す」です。
44.Oppress ・・・ Op 逆に ＋Press 押す から「圧迫する」という意味になりました。
45.Suppress ・・・ Sup 下に ＋ Press 押す から「抑圧する」という意味になりました。The military government is suppressing politicians.「軍事政府は政治家を抑圧している」などのように使います。
46.Impress ・・・ Im 中に ＋ Press 押す から「感動させる」という意味になりました。Impression「印象」も併せて覚えておきましょう。
47.Depress ・・・ De 下に、離れて ＋ Press 押す という意味から「ゆううつにさせる」という意味になりました。Depression「不景気」という単語も併せて覚えておきましょう。
De
Deのイメージは「下に、離れて」です。
48.Design ・・・ De 下に ＋Sign 印をつける という意味から「設計する、デザインする」という意味になりました。紙を下においてそこに何か印をつけているイメージです。
49.Designated ・・・ De 下に ＋ Sign 印をつける ＋Ate ~にする から「指定する、任命する」という意味になりました。The entire workplace is designated as non-smoking.「職場は禁煙にしていされている」などのように受動態で使うことも多いです。
50.Decrease ・・・ De 下に ＋ Crease 成長する という意味から「減少する・減少」という意味になりました。
語原を学べばもっと単語力は伸ばせる：効率よい学習でスコアアップしていこう
いかがだったでしょうか。50の単語を数珠つなぎのように覚えられたのではないでしょうか？
他にもInject、Project、Rejectなどまだまだ語源を活用して覚えられる単語はあります。全ての単語に使えるわけではないですが、こういった方法を知っているかどうかであなたの英語学習は大きく変わると思います。今回の記事の知識があなたに役立つことを心より祈っています！
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