大学院留学で求められるIELTSスコアは?国別に詳しく解説!
海外の大学院に留学したい!日本の大学院に進学したい!と検討し始めるときに、気になるのが必要な英語力ですよね。
こちらの記事では、IELTSにフォーカスを置き、海外で大学院留学をする際に必要なIELTSのスコアや日本の大学院入試で役立つ情報について詳しく紹介しています。
まだ大学院受験について具体的に考えられていない方も、すでに本格的に準備を行なっている方にも役立つ情報が盛り沢山なのでぜひ最後までご覧ください。
目次(クリックで飛べます)
大学院受験で求められるIELTS
大学院受験をする方の中には、海外の大学院に進学したい方も日本の大学院を受験予定の方もいると思います。IELTSは大学院受験の際に、英語力の証明として多くの大学院でスコアの提出が求められています。
実際にどれくらいの英語力が求められるか知っていますか?ここから先では、海外の大学院留学の場合と日本の大学院受験で必要なIELTSスコアについて紹介していきます。
海外の大学院で求められるIELTS
IELTSはケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP Educationによって運営されている英語熟練度を測るテストの一つです。非常に多くの国で使われています。
旧イギリス連邦系の団体で作成されているテストなので基本的にはイギリス英語での出題ということもあり、日本では主にイギリスやオーストラリアに留学する方などが受験しますが、実はアメリカ、カナダなどの留学にも広く使われている試験です。。
留学先の大学院の難易度によって求められるスコアは異なりますが、イギリスのオックスフォード大学などでは7.0〜7.5のスコア提出が求められます。IELTSの最高スコアは9.0ですが、7.0〜7.5はCEFRを元に比較するとTOEICは990点、英検は1級相当の英語力となるため、難易度は高いと言えるでしょう。
他の試験と比較したIELTS各スコアの難易度に関しては下記の記事を参考にしてください。
日本の大学院で求められるIELTS
海外留学だけでなく、日本の大学院入試でもIELTSスコアの提出が求められることがあります。東京大学院や大阪大学院などでは、外国語の能力を測るためにIELTSなどのテストスコアの提出が受験の資格となっています。
これらの大学院では公式に「何点以上のスコアを提出してください」と記載されているわけではありませんが、大学院の難易度のことを考慮すると海外の大学院で求められるのと同じくらいのスコアを取得しておくべきでしょう。
また、「過去2年以内のスコアが有効です」などと詳しくIELTSについて記載している大学院もあります。大学院によってはIELTSのスコアが提出できないところもありますので注意しましょう。
国別!大学院留学で求められるIELTS
ここから先では、国別で大学院留学の際求められるIELTSのスコアについて紹介していきます。今回は、イギリス、カナダ、オーストラリアの大学院留学の際求められるIELTSのスコアについて比較していきます。
イギリスの大学院で求められるIELTS
イギリスの大学院留学には必要不可欠なIELTS。
有名なオックスフォード大学院ではスコアが7.5の提出が求められます。CEFRを用いて比較をすると、TOEICは990点、英検だと1級程度の英語力が求められます。
ケンブリッジ大学ではオーバーオールで7.5以上、各セクションで7.0以上のスコアが必要となり、バランスの良い英語力が必要となることがわかります。
インペリアルロンドンカレッジでは、7.0以上のIELTSスコアの提出が求められます。
以上3つの大学院はイギリス屈指の有名な大学ですし、世界ランキングを見ても上位の大学ばかりですので求められる英語力はとても高いことがわかります。各大学院の学科により求められるスコアが変わることもありますので、必ず入学を希望する大学院の入試要項を確認してください。
カナダの大学院で求められるIELTS
トロント大学院で求められるIELTSのスコアは、オーバーオールで6.5以上、各セクションで6.0以上のスコアです。
CEFRレベルだとB2程度の英語力で、TOEICに換算すると785〜940、英検に換算すると準1級〜1級レベルであることがわかります。
ブリティッシュコロンビア大学院では受験する学科によって異なりますが7.0や6.5のオーバーオールスコアが必要で、それぞれのセクションで超える必要があるスコアも少しずつ異なりますので、ブリティッシュコロンビア大学院を受験する方は受験を決意したらすぐに必要なスコアについて公式サイトで調べることをおすすめします。
オーストラリアの大学院で求められるIELTS
メルボルン大学院では7.0以上のスコアが必要になります。
シドニー大学も学部によって求められるIELTSスコアが異なりますが、学部によって大学留学の場合より大学院留学の場合の方が求められるIELTSスコアが低いところもあります。
もちろん、求められるIELTSスコアが低いといっても他の科目で求められるスキルはさまざまですし、移民が多いオーストラリアは留学先として世界中で人気のある地域ですのでしっかり対策を行うようにしましょう。
大学院留学のためのIELTS勉強のコツ
大学院留学の際に必要になるのは英語力やIELTSのスコアのみではありません。専門分野の勉強や論文なども必要になりますよね。そんな忙しい受験生におすすめなIELTS勉強のコツをここから先では紹介していきます。
計画的なIELTS受験
重要なのが、計画的な学習計画の立案です。IELTSのスコアは2年間有効ですので、他に勉強すべき科目があればはやめにIELTSを受験したり連続で受験をしスコアを上げる方法もあります。
大学院受験の試験日当日に決められたスコアを取得する必要はありません。また、IELTSはある程度のテスト対策スキルも必要になりますので、テスト慣れをする意味でも前もって何度もIELTSを受け、徐々にスコアを上げていくようにしましょう。
IELTSの勉強法に関しては下記の記事に詳しく書きましたので、参考にしてください。
おすすめのIELTSテキスト
おすすめのIELTSテキストはIELTS公式テキストです。テスト形式と問題をよく理解することができます。
各セクションの模擬テストが収録されており何度も問題を解くことで理解を深めることができます。音声も収録されていて、普段イギリス英語に慣れていないにはぴったりなテキストです。
各セクションの模擬テストが収録されており何度も問題を解くことで理解を深めることができます。音声も収録されていて、普段イギリス英語に慣れていないにはぴったりなテキストです。
参考書に関してはしては下記の記事に詳しく書きましたので併せてごらんください。
IELTS対策の塾やスクールもおすすめ
IELTSは簡単なテストではありません。英語が苦手な方は特に独学で学習するのに限界を感じてしまうかもしれません。そんなときはプロに頼るのもいいでしょう。
通学スタイルのスクールでもオンラインでのスクールでもIELTS対策を行なっている英語の塾はあります。プロからアドバイスをもらいながら一緒に計画を立てることもできるので、ご自身の生活スタイルに合うようなスクール探しをしてみましょう。
IELTS対策の塾に関しては下記の記事に詳しく書きましたのでこちらもご参照ください。
まとめ:目指す大学院によって求められるIELTSスコアは異なる!計画的に学習しよう!
求められるIELTSのスコアは大学院によって異なります。当然、ランキングが高い大学院であればあるほど求められる英語力は高くなります。IELTSのスコアは取得してから2年間有効なので計画的に学習をすすめていきましょう!