IELTS for UKVIとは?難易度や申し込み方法、対策を解説
この記事ではIELTS for UKVIとは何ぞや、普通のIELTSと何が違うの?そしてその申し込み方法、対策や試験の難易度などもろもろ説明していきます。特にIELTS for UKVIと普通のIELTSの違いは超重要ですので必ず理解しましょう。
ちなみにIELTS for UKVIも通常のIELTSもスコアを上げるコツは基本的に共通していますので、具体的な勉強法を先に知りたい方はよく読まれている下記の記事をご参照ください。
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IELTS for UKVIとは?普通のIELTS何が違うの?
IELTS for UKVIとは、英国政府が認定するSecure English Language Test(SELT)のひとつで、英国ビザの申請に必要な英語能力を証明するためのテストです。つまり、これをもって英語力を証明しないと留学や移住などが許可されなませんので英国ビザ申請用IELTSともいわれます。ちなみにIELTS for UKVIはIELTS for UK Visas and Immigrationと呼ばれたりもします。
そこで気になるのがIELTS for UKVIと普通のIELTSの違いなのですが、実は試験の中身には違いがありません。内容や形式、難易度、採点方法など全て同じです。
では何が違うかというと、IELTS for UKVIは、英国内務省が認可したテストセンターでのみ受験可能です。成績証明書にもそれが記載されそれにより公式なものとして使えることになります。日本では東京と大阪のみになりますので通常のテストセンターと比べ選択肢がかなり狭くなります。
【重要な注意点】として、Tier4(いわゆる学生ビザ)を申請する際、Highly Trusted Sponsor(HTS)の資格を持つ教育機関へ、学位(学士、修士、博士など)取得を目指して留学しTier4学生ビザを申請する場合、留学先の教育機関が指定する語学力証明を提出する必要があります。
つまり、留学先が指定しない限り、IELTS for UK Visas and Immigration(IELTS for UKVI)を受験する必要はないので普通のIELTSでOKということです。詳しくは、必ず留学先の教育機関へ確認してください。
他には細かいですが受験料がIELTS for UKVIが29,400円に対し普通のIELTSが 25,380円と値段が少し違いますので、特に必要なければ普通のIELTSを受けましょう。
IELTS for UKVIの申し込みから結果取得まで全解説
ここではIELTS for UKVIを申し込んでからスコアを受け取るまでの流れをすべて紹介します。公式ページよりわかりやすい解説をめざします!
申し込みに必要なもの
パスポートと受験料です。パスポート以外身分証として認められませんので持っていない場合その取得からはじまりますね。パスポートは受験日までに有効なものが必要です。
受験料の支払いはクレジットカードでできますので用意しておきましょう。ご家族のカードでも支払いは可能です。
試験内容
IELTS for UKVIの試験内容は通常のIELTSと同じです。IELTS Academic, IELTS Generalの勉強をしておけば問題ありません。またペーパーベースで受験するかコンピューターベースで受験するかも同じく選択できます。
IELTS for UKVIの受験内容を簡単にまとめると以下となります。合計で約3時間のテストです。
リスニング:合計40分で40問。30分が問題を解く時間で10分で解答を書き写します。
リーディング:60分で40問の問題を解きます。パッセージが3つで後半に行くほど難しくなります。時間配分が大事です。
ライティング:合計60分で2つのタスクが与えられます。決まった形に添って書けるとスコアが上がりやすいです。
スピーキング:合計15分弱で試験官と1対1で行います。3つのパートに分かれており、流暢さと一貫性などが見られます。
試験会場と試験日
東京のBritishCouncil(ブリティッシュカウンシル)、または大阪会場にてのみ受験可能です。通常のIELTSとは違いIELTS for UKVIは英国内務省が認可したテストセンターでのみ受験可能なので、イギリス政府の公的機関であるブリティッシュカウンシルでのみ可能なようです。コンピューターベース試験は2020年11月15日現在東京でのみ受験可能ですのでその場合は注意が必要です。
ブリティッシュカウンシル 東京
https://goo.gl/maps/eLjRwKbrJqDps6PU9
〒162-0825
東京都新宿区神楽坂1-2
「飯田橋」駅が最寄りです。
IELTS for UKVIの大阪実施会場に関しては2020年11月現在の情報では下記ですが、こちらはブリティッシュカウンシルが借りている試験センターのため変更可能性がありますので予約時に案内される会場情報を確認してください。
TKPガーデンシティ東梅田
https://goo.gl/maps/hhvu61EBvoU9Uj8R6
530-0057
大阪府大阪市北区曾根崎2丁目11-16 梅田セントラルビル
各線「梅田」「東梅田」「大阪」「西梅田」駅より10分圏内です。
IELTS for UK VIの受験料
税込み29,400円です。支払い方法はクレジットカードが基本になりますが、テストセンターによってはコンビニ払いなどにも対応しています。ただ留学した場合クレジットカードは必要になりますので持っていない場合も1枚は用意しましょう。
IELTS for UK VIの申し込み方法
インターネットでブリティッシュ・カウンシルのページから申し込み可能です。
https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts-uk-visa-immigration
ページ中ほどの下記ボタンから画面のインストラクションに従って申し込みましょう。情報はすべて英語で入力します。
IELTS for UKVIテスト当日の持ち物など注意点
申し込みの際に使った当日有効な受験者本人のパスポートが必要になるので必ず忘れないようにしましょう。当日試験会場でスキャンされます。
水と筆記用具が当日用意されるのですがこれが通常のIELTSと少し違うところでよりセキュリティレベルが高いということになります。18歳未満の方は、保護者が署名したChild Safe Collection Consentが必要になります。
他には大きな違いはないのでリラックスして試験に臨みましょう。
結果はいつ出るの?
成績証明書(Test Report Form)は、紙で受験するIELTS for UKVIの場合は筆記試験日より13日後、コンピューターで受験するIELTS for UKVIの場合は筆記試験日より5〜7日目に発行され、郵送されます。発行日が祝日の場合、成績証明書の発行ならびに郵送は翌営業日になります。
テスト結果は結果が出てから30日以内なら5通まで無料で普通郵便または電子送信にて留学先などの送信してもらえます。EMSで送付希望の場合1600円かかります。
31日以降または6通目以降は1通につき普通郵便または電子送信1100円、EMSの場合2700円かかります
IELTS for UKVIテストレポートをloginして確認
結果をオンラインで確認したい場合は受験者用サイトにloginするとテスト受験より13日後からテストレポートが見れるようになりますのでスコアが確認できます。ただしオフィシャルなものは印刷されたものですので参照用にしてください。リンクは下記を参照してください。画面右上のlog inよりメールアドレスとパスワードを入力し確認ください。
【重要】 大学/大学院への留学目的の場合
繰り返しになりますが、留学先が指定しない限り、IELTS for UK Visas and Immigration(IELTS for UKVI)を受験する必要はないので普通のIELTSでOKです。詳しくは、必ず留学先の教育機関へ確認してください。ほとんどの場合で不要になります。
それ以外での移住目的の場合
あなたの目的が期限の決まった移住や仕事などであればIELTS for UK Visas and Immigration(IELTS for UKVI)のGeneralModuleでの受験となることと思いますが、永住や市民権を取得する場合やその家族として受験する場合、IELTS Life Skillsという別の試験が必要になりますので、必ずご自身に必要な試験の種類を確認してください。
【重要】ブリティッシュカウンシル公式ページ
IELTS for UKVIの申し込みや最新のスケジュールに関しては下記の公式ページを確認してください。
https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts-uk-visa-immigration
IELTS for UKVIの難易度や対策について
IELTS for UKVIと普通のIELTSは内容において違いはないので通常のIELTS対策を行うだけで大丈夫です。学習方法や難易度、対策に関しての詳細はこのブログのほかの記事を参照してください。
英国ビザ申請用IELTSについて補足
英国ビザ申請用IELTSに関して補足です。こちらは2種類のものがあり、一つはIELTS for UKVIというこの記事で取り上げたもので、ほかにはIELTS Life Skillsというものがあります。
これはイギリスの永住権取得やその家族のためのものです。ほとんどの方はIELTS for UKVIでのスコア取得を目指すと思いますが、IELTS Life Skillsが必要な場合は英国大使館などに問い合わせましょう。
IELTS for UKVIに関してのまとめ
IELTS for UKVIに関しての情報をまとめると下記のとおりです。
- IELTS for UKVIと普通のIELTSの違いは留学先がどちらを必要というかによって決まるので必ず確認する
- 試験の内容に違いはないので普通のIELTS対策をすればOK
- IELTS for UKVIは東京と大阪でしか受けられない
- パスポートは試験日まで有効なものを用意し当日も忘れずに持っていく。
- 移住が目的で家族の場合はIELTS Life Skillsが必要になる場合があるので要確認
IELTS for UKVIを受けるにしても通常のIELTSを受けるにしても大事になるのは十分な対策をしてから受験することです。IELTS受験対策に関しては下記の記事を参考にしてください。
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