IELTSレベル解説:スコア別難易度、点数の目安などまとめ

「はじめてIELTSを受験するので難易度を知りたい!」、「留学に必要なスコアに向けてどれほどの学習が必要なのかを知っておきたい!」、「受験してスコアが出たが、目安がどのくらいなのかわからない!」

という方に向けて、【IELTSのレベル】について解説します。

スコア別の難易度や点数の目安について事前に理解しておき、万全の準備をしていきましょう!

IELTSのレベル別難易度を他試験と比較

まずはこちら記事をご覧ください! こちらの記事では、IELTSのスコアを、TOEFL、英検、TOEICなどのスコアと換算してご説明しています。

各試験の違いなども併せてご説明しておりますので、こちらの記事で概要を掴むことができます! 「IELTS(アイエルツ)の難しさ、難易度って?各スコアと他英語テストとの比較」 https://ielbu.com/ielts-difficulty/

IELTSとTOEFLのレベル比較

IELTSとTOEFLでは、難易度については大きくは変わりません。 IELTSはInternational English Language Testing Systemの略で、主にイギリスやオーストラリアなどのイギリス英語が話されている国への留学の際に、英語力の目安として使用されることが多いです。

一方で、TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略で、主にアメリカ圏の留学の際に、英語力の目安として使用されることが多いです。

最近では、イギリス英語圏にTOEFLで、アメリカ英語圏にIELTSで留学することも受け入れられており、それぞれの試験の得意・不得意に応じて使い分けられることが多くなっています。 それぞれ面接の形態や、受験形式など、一部異なる部分があるので、平等に比べることはできませんが、難易度にそれほど大きな差はありません。

IELTSと英検のレベル比較

IELTSと英検でも難易度は大きく変わりません。 英検は多くの方が学生の時に受験を経験しており、日本人英語学習者にとって最も身近な試験かと思います。

英検は受験をする級によってレベルが異なるため、幅広いレベルに対応しています。 また、スピーキングやライティングを含む4技能全てを図ることができるため、IELTSやTOEFLと同様に、幅広い英語のスキルが求められます。 難易度は大きく変わらないものの、形式の違いによる得意・不得意は顕著に現れます。

IELTSとTOEICのレベル比較

IELTSとTOEICはそもそも内容が大きく異なるため、対等に比較することができません。 TOEICはTest of English for International Communicationの略で、ビジネスでの英語力測定の目的で利用されます。

TOEICでは試験の内容がリーディングとリスニングのみであるため、IELTS, TOEFL, 英検などとは対等に比較することができません。 また、問題の内容もビジネスの内容に特化しているため、他の試験とは大きく異なっています。

IELTSの難易度レベル別をスコアごとに説明

それぞれのスコアがどのくらいの難易度であるかをご説明します。

IELTS 5.5以下:日本人の平均レベルを目指そう

まずは日本人の平均スコアをご覧ください。

リーディング:5.6
リスニング:6.0
ライティング:5.6
スピーキング:5.8
Overall:5.8

このように各スキルでばらつきはありますが、おおよそ5.5~6.0が日本人のIELTS受験者の平均スコアになります。

初めて受験される場合は、まず日本人の平均レベルを目指してみましょう!

IELTS 6.0,6.5,7.0:留学へのチャレンジ目安レベル

6.0~7.0のスコアを取ることができれば、一般的な海外大学への留学条件を満たすことができます。

留学受け入れ先の国によっても異なりますが、
アメリカ留学:6.0~7.0
カナダ留学:6.5
イギリス留学:6.0~7.0
オーストラリア留学:6.5~7.0
ニュージーランド留学:6.0
が大まかな目安です。

留学を考えている方は、留学先国、留学先大学の受入条件について調べ、それを目標に計画的な学習を進めていきましょう!

IELTS 7.5,8.0,8.5:最上位大学・大学院を狙うなら

海外の最上位大学や大学院を目指す場合、7.5~8.5のスコアが必要になります。

最上位大学を目指す場合、
例えば、ハーバード大学、イェール大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学などでは、最低ラインが7.0になるので7.5~8.5のスコアを取得することを目指した学習が必要になります。

また、大学院を目指す場合は、以下のスコアが目安になります。
アメリカ大学院:6.5~7.5
カナダ大学院:6.5~7.5
イギリス大学院:6.5~7.5
オーストラリア大学院:6.5~7.5
ニージューランド大学院:6.5

非常に取得することが難しいスコアになりますが、正しい学習方法で計画的に学習を進めるようにしましょう。

IELTSのレベルチェックをするには

IELTSのレベルチェックをするには

まずは目標スコアと現状のスキルの差を認識する事によって、どれくらいの学習量が必要なのかを明確にしましょう。 そのために現在のレベルを把握することのできる方法をいくつかご紹介します。

無料で受けられるIELTSのレベルチェックはある?

無料でIELTSのスコアレベルを判定してくれるサイトをご紹介します。

こちらのEF SETというサイトでは50分間の英語力測定テストを受験する事によって、IELTSやTOEFLの換算スコアを判定してくれます。
https://www.efset.org/ja/free-english-test/

また、他にも無料で模擬試験を受験することができるサイトを3つご紹介いたします。

● Road to IELTS
http://www.roadtoielts.com/

● IELTS-Exam.net
https://www.ielts-exam.net/practice_tests/

● CANADA VISA
http://www.canadavisa.com/ielts/free-practice-tests.html

他のテストで代用してレベルを見る

IELTSは受験料が25,380円とかなり高額なため、何度も受けるには負担が大きいと思います。レベルに乖離のないTOEFLの受験もまた$235(アメリカドル)と高額になります。

一方で、英検であれば級によって受験料が異なりますが、1級でも13,000円で受験することができます。ですので、英検を代用として大まかなレベルを把握することもひとつの手段として考えうるかもしれません。

公式問題集をといてレベルチェック

IELTS公式問題集は、IELTSの問題を作成している団体であるCambridge English AssessmentとCambridge University Pressによって出版されています。

公式問題集は、3,000円ほどで入手することができます。 実際に出題された問題を使って、自身で模擬試験を行い、レベルをチェックしましょう。 実際のレベルの問題を解くことができ、安価に試験の演習をすることができるのでオススメの方法です!

IELTSレベル解説:スコア別難易度、レベルチェック方法をまとめると

本記事では、IELTSのスコア別の難易度とレベルチェックの方法についてご紹介しました。 IELTSを受験する際には、まず目標の得点を決め、現状のレベルを把握し、そのギャップを埋めることができるように計画的に学習を進めていきましょう! 読者の皆様が目標の得点を取得できることを応援しております!

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