IELTSには種類がある!?違いや難易度、対策を解説します!

IELTSを受験しようと検討している方が一番初めにクリアにしておきたいポイントの一つにIELTSの種類についてではないでしょうか。実はIELTSにはいくつか種類があります。

IELTSの知識が豊富でない方はどの種類のテストを選べば良いか迷ってしまいますよね。こちらの記事では、IELTSの種類の詳細やおすすめの学習方法について紹介しています。わかりやすくまとめていますので最後までぜひご覧ください。

IELTSって何種類あるの?

IELTSは3つの種類があり、それぞれ内容が異なります。受験者の受験目的によって選べるようになっており、多くの場合は、英語の成績が必要となる国内外のの大学や大学院などでどの種類のテストの成績が必要か募集要項などに明記されています。

ご自身が受験する学校や、ビザ等の申請先の詳細を確認することが大変重要になってきます。募集要項が全て英語で記載されている場合も多いので間違えないように注意しましょう。

IELTSアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュール

一般の受験者が受験するテストはアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があります。

アカデミック・モジュールは主に英語圏の大学や大学院に進学する際に必要となるテストです。大学のレベルによって求められるスコアは様々です。

ジェネラル・トレーニング・モジュールは主に英語圏で就職をしたり移住をする際のビザ申請のために必要となるテストです。

後ほど詳しく紹介しますが、一般的にはアカデミック・モジュールよりジェネラル・トレーニング・モジュールの方が難易度は易しいと言われています。テストのレベルも、目的も異なりますのでこれら2つのテストにはそれぞれ異なるテスト対策が必要といえます。

IELTS for UKVIとは?

IETLS for UKVIとは、IELTS for UK Visa and Immigrationの略です。ビザを申請する際の英語力の証明として必要となるテストです。通常のIELTSと比較するとセキュリティが厳しいという点が大きな特徴です。詳細については、この先でじっくり説明していきます。

IELTSそれぞれの種類の違いを詳しく紹介

IELTSそれぞれの種類の違いを詳しく紹介

ここから先ではさらに詳しくそれぞれのテストの違いについて紹介していきます。

IETLSアカデミックモジュール

IELTSアカデミック・モジュールは、英語圏の大学や大学院に進学する際の英語力の証明として受験するテストです。学校によって必要となるスコアは異なりますが、いわゆる名門大学など名の知れた大学になればなるほど求められる学力が高くなることから、IELTSスコアもハイスコアを求められる傾向にあります。

テストはライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの全4項目で構成されています。テスト時間は約2時間45分です。テスト内容は全体的に学術的な内容になっていますが、ジェネラル・トレーニング・モジュールとはスピーキングとリスニングは同じ出題内容、リーディングとライティングは異なる出題内容となっています。

テストスコアは「バンドスコア」という最低1〜最高9までのスコアで0.5刻みで表示され、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングとそれぞれで表示される他、オーバーオール・バンドスコアという総合評価でも表示されます。

大学や大学院によって求められるIELTSスコアは異なりますが、学校や学部によってはライティング、リーディング、リスニング、スピーキングそれぞれでスコアが一定以上かつオーバーオール・バンドスコアが一定以上であることが求められる場合もあるため、総合的な英語力が必要といえます。

IELTSジェネラルトレーニングモジュール

IELTSジェネラル・トレーニング・モジュールは英語圏での就職や移住を希望している方が英語力の証明としてスコアの提出が求められるテストです。所定の条件を満たすことでオーストラリアやニュージーランド、カナダなどの永住権の申請に活用することができます。

ジェネラル・トレーニング・モジュールでは日常生活や職場でのやり取りを想定した内容となっています。テストはアカデミック・モジュールと同じようにライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの全4項目で構成されており、テスト時間は約2時間45分です。

テスト内容は一般的にはアカデミック・モジュールより易しいと言われていますが、スピーキングとリスニングは同じ出題内容、リーディングとライティングは異なる出題内容となっています。

テストスコアは「バンドスコア」という最低1〜最高9までのスコアで0.5刻みで表示され、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングとそれぞれで表示される他、オーバーオール・バンドスコアという総合評価でも表示されます。国によって求められるスコアが異なりますので、受験の前にしっかり確認を行うようにしましょう。

IELTS for UKVI

IELTS for UKVIは主にイギリスに居住するためのビザ申請の際に必要となるテストです。通常のIELTSのようにアカデミックとジェネラルの2つに分かれており、テストの内容としてはそれぞれアカデミックが学術的な内容で学生向けに作られたテスト、ジェネラルが移住者等のために作られたテストで難易度も通常のIELTSと差はありません。

また、留学の場合は通常のIELTSアカデミック・モジュールのスコアを利用できる場合もあり、イギリスへ居住する方全員が必ずIELTS for UKVIを受験する必要があるわけではありません。詳細は学や大学院の募集要項に記載されているめ事前の確認は必要不可欠です。

以上のことから、IELTS for UKVIのために特別な対策をする必要はあまりないのではないかなと個人的には感じています。申し込み先が通常のIELTSと異なるため注意が必要になります。

IELTS for UKVIに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

IELTSの種類に関する質問とおすすめの対策と学習方法

IELTS種類別おすすめの対策と学習方法

ここから先では、IELTSの種類に関する質問やおすすめの学習方法について紹介していきます。基礎からスキマ時間の有効活用についてまで紹介しているのでぜひ参考にしてください。

IELTSの種類に関するよくある質問

生徒さんからよく受ける質問で「ペーパー版とコンピュータ版どちらが良いか」というものがあります。難易度はどちらのテストも変わりませんので、普段からペーパーに慣れているひとでなければ、コンピュータ版の受験をおすすめします。なぜならタイピングがはやければライティングでかなり有利だからです。

ちなみにIELTSはどの種類のテストでも全体的には簡単ではないため、目標のスコアを取得できるまでに何度も受験する方が多くいます。毎回同じテスト形式を選ぶとテスト慣れできますので、申し込みの際はお気をつけください。

IELTSおすすめ参考書

IELTS全受験者におすすめなのが、公式問題集です。リーディングとリスニングはスピーキングとライティングと比較するとスコアが伸びやすい傾向があります。公式問題集はやはり信用が出来ますし何度も繰り返し解くことでIELTSの傾向を把握しやすくなります。

頻出単語などもある程度は公式問題集から確認することができますので、まずは公式問題集を用意しまずは今の自分のスコアを知り、タイムスケジュールなど感覚を掴みながら学習することがおすすめです。

IELTS対策の参考書は下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

IELTSおすすめアプリ

スキマ時間を有効に活用できるアプリは、IELTS Word Power Appがおすすめです。こちらはIELTSを運営しているブリティッシュカウンシル公式のアプリで実際に問題を解きながら学習することができます。音声も聴くことができるためバランス良く学習することができます。

IELTS対策のアプリに関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

その他のIELTS対策全般に関しては下記の記事に詳しく書きましたので合わせてごらんください。

IELTSには3種類ある!目的に合わせて受験する試験を選ぼう!

IELTS紹介した「アカデミック」「ジェネラル」「IELTS for UKVI」の3種類あり、目的やスコアの提出先によって受験すべきテストが異なります。あなたの目的に合わせてしっかりとテストを選びましょう!

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