TOEIC超初心者向け向け勉強法：まずやること3ステップとスコアアップのコツ
はてブ
送る
社会人になってから英語を勉強し直したりする方、増えてきているように思います。そんな方がよくチャレンジする試験にTOEICがありますね。
ただ英語系の試験としてメジャーなTOEICでも、これからTOEICを受けようという超初心者の方は、「何から勉強していいかわからない」、「英語なんて学生以来やってない」といった悩みや「そもそもどうやって受験するの？」といった疑問を抱えている方も多いと思います。
そこで今回はそんなTOEIC超初心者の方へ向けて、受験までのステップや、勉強法、おすすめの参考書などを話していきたいと思います。
目次(クリックで飛べます)
TOEIC超初心者がまずやるべき勉強法
これからTOEICに向けて学習をするという方がまず取り組むべきは「単語」と「文法」です。言語学習をするとき、基本となる要素は単語と文法と発音です。これらをきちんと理解しているからこそ、話すことができ、読み書きができるわけです。
考えれば当たり前のことですが、疎かにしてしまっている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか？ 言語を理解するためには、その言語においてそれぞれの物や事はどのように書き表されるのか(単語)、それらはどのようなルールで並べられて(文法)、どのような音なのか(発音)。これらを分かっていないと新しい言語は決して理解できませんよね。
この3要素を抑えることは今後の長文読解やリスニングの学習効率にも大きく関わってきます。これから学習するTOEIC超初心者の方は基礎を固める大チャンスなので、まずは単語と文法から取り組むことをおすすめします。
ちなみに今回「発音」を外したのは、TOEICにおいて、直接的に発音について問われることはないからです。学習した分の効果が得点に反映されないとモチベーション維持も難しくなると思うので、ひとまず単語と文法を抑えて得点アップを狙いましょう。
TOEIC公式問題集を解いて自分のスコア＝現在地を知る
もう一つ、TOEIC超初心者の方が取り組んでほしいものは「TOEIC公式問題集」です。
これは本番と同じ形式で模試にチャレンジすることができ、現状の自分のスコアを知ることができます。
解説も詳しく載っているので、現状のスコア、自分の弱点などを知ることができます。 この結果をもとにして、今後の学習プランを立てることもできると思いますので、まずは公式問題集にチャレンジしてみてください。
TOEICの平均点600点を目指そう：目標を決めてその差をつめる
皆さん、公式問題集を解いてみてどうでしたか？思ったよりできた人、できなかった人、結果は様々かと思いますが、あくまで現状を知ることが目的なので、できなくても気にしないでくださいね！
さて、ここから本格的にスコアアップのための勉強に入っていくわけですが、まずは目標スコアを決めましょう！TOEICではよく、「まず600点を目指しましょう」と言われますが、それは受験者の平均点がだいたい600点前後だからです。
公式サイトを参照していただくと、各回の最高スコアや平均点を見ることができますので、見てみてください。 公式問題集で600点に届かなかった人はまず600点を目標にしてみてはいかがでしょうか？
TOEIC超初心者向け勉強法ステップごと案内
さて、目標スコアも決まったのでここからは具体的にどのように勉強を進めていくか、ステップこどに話していきます。
ステップ１：まずTOEICの申し込みをする
え、もう申込みするの！？早くない？と思うかもしれませんが、そんなことはありません。まず申込みです。目標を決めるのと同じで、この日に受験するぞ！と決まらないと不思議と動けないものです。
TOEICは年間かなりの回数受験日があるので、いつでも受けれるのですが、それにかまけて少し自信がついてからなどと思っていると、いつまでも勉強が始まらないなんてことにもなりかねません。強制的に受験日を決めて、そこに向かって一直線に勉強していきましょう！
ステップ２：参考書を買いに行く
今は参考書もかなりの数が出版されていて、選ぶのも大変になってきました。後程おすすめの参考書を挙げていきますが、これから受験するTOEIC初心者の方はたくさん買わないことをおすすめします。
TOEICの参考書は本当にたくさんあって、パート専用の参考書があったり、解答テクニックも記載したようなものもあったりします。選んでいると魅力的なものが多くてついつい色々買いたくなってしまうのですが、あれもこれもと手を出すと結局やりきれないで中途半端になってしまうので、まずは1冊を完璧にすることを優先しましょう！
ステップ３：毎日学習する計画を立てる
参考書を購入したら、一通り目を通して、毎日どれくらい進めるか計画を立てましょう！「毎日」というところが肝です！TOEIC超初心者で600点を目標にする方にとって最も大切なことは毎日英語に触れることです。
1日30分でもいいので英語に触れることを習慣にしましょう。 実は英語学習の経験がある方に自分の英語学習の課題を聞いたところ、「継続することが難しい」と答えた方が一番多かったのです。
英語学習において最も難しいことは、実は続けることなのです。なので、まずは毎日続けられる量を設定して実行することを最優先にしてください。
TOEIC超初心者へのおすすめ参考書・問題集
ここでTOEIC超初心者向けのおすすめの参考書をいくつか紹介したいと思います。書店に行くと本当にたくさんの参考書がありますので、やはり書店で選ぼうとすると迷いますし、時間がかかってしまいます。まずはこれ！というものを選定しましたので、参考書選びに迷っている方はこの記事を読んで購入する参考書を決めてみてはいかがでしょうか。
まずはこれ：TOEIC公式問題集
これからTOEICにチャレンジするTOEIC超初心者の方はぜひ持っておきたい1冊です。本番と同じ形式で模試に取り組むことができ、公式に認められているものとなります。 1～7まであり、定期的に新しいものが出版されていますので(現在は7)新しいものから取り組むことをおすすめします。
文法：中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
こちらは中学校で学習する英文法について、分かりやすく解説してくれる1冊となります。TOEIC初心者の方の中には、英語は学生以来全く触れてないという方も多くいらっしゃるかと思います。
中学校で習う英文法はいわゆる基礎的な部分になるのですが、そこがあやふやな状態であるのなら、ぜひこの1冊からスタートすることをおすすめします。単元ごとにかなり詳しくかつ分かりやすく解説されており、さらに分かるところは飛ばしても大丈夫なように構成されています。
しっかり取り組めば1～2週間程で復習できると思いますよ。 TOEICに特化した文法学習書もあるのですが、基礎は分かっている前提で解説されているものが多いので、基礎的な部分があやふやだと解説文がわからないなんてことにもなりかねません。 結果的に基礎からしっかりやった方が近道なので、基礎に自信がない方はこちらに取り組んでみてください。
単語：DataBase3000 基本英単語・熟語 5th Edition
Data Bace3000は大学受験を控えた高校生で基本から学ぶ方や、高校に入学したばかりの方向けといったイメージの単語帳です。受験向けといっても、英語学習に必要な基本的な単語ばかりが収録されており、TOEIC対策としても十分に活用できます。
特にTOEIC超初心者の方は、英語学習にブランクがある方も多くいらっしゃるかと思うので、そのような方には本当におすすめの単語帳です。
実は言語学者によって実施された英単語についての面白い研究があります。英単語すべての使用頻度を調べて、頻度が高い順に並べたところ、上位2000単語で日々の会話や小説、新聞などの約80パーセントをカバーしていたのです。
基礎となる単語はかなり重要で、DataBace3000ではそのような基礎となる単語を十分に学習することができます。TOEIC超初心者の方はぜひこの1冊から始めてみてください。
リスニング：世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
これはもうTOEICリスニングのバイブルといっても過言ではない1冊です。根本的なリスニング力の向上はもちろんのこと、実際の試験の時に、どんな情報に注意して聞けばよいかなど細かいテクニックも載っているため試験対策としてベストな１冊になると思います。
TOEICのリスニングパートはPart1-4に分かれていますが、それぞれのPartでどんなことに気を付ければ良いか、どんな表現がよく使われているかなども解説されており、例題で確認しながら学習を進めることができます。
TOEIC超初心者でもスコアは必ず伸びる！毎日勉強する癖をつけて少しずつ前進
ここまでおすすめの参考書や勉強法を話してきましたがいかがでしたか？記事の中にも書きましたがTOEIC超初心者の方にとって何より大切なことは毎日英語に触れることです。短時間でも構わないので、とにかく毎日英語に触れてください。毎日の英語学習を習慣にして、目標のスコアまで一直線にいきましょう！