IELTSスピーキングではどんな問題がでるの?例題含めて解説します!
IELTSを初めて受験するかたの多くは、「スピーキングではどんな問題がでるのかな?」と不安に思っている方や「スピーキングが苦手だからどうしよう」と心配している方もいるのではないでしょうか?こちらの記事ではIELTSのスピーキングでどのような問題が出るのか紹介していきます。スピーキングセクション全体の流れについても解説していますのでぜひ参考にしてください。
目次(クリックで飛べます)
IELTSスピーキングの出題傾向
IELTSのスピーキングパートではずばり、コミュニケーション能力を測定されます。日常生活やある出来事についてのトピックが与えられ適切な言葉遣いや一貫性が問われる他に、ある程度の長さをスピーチする能力や出来事について分析、議論、推測する能力などが問われます。試験時間は11分〜16分程度で、パート1、パート2、パート3の3つのパートに分かれています。ここから先では、それぞれのパートでどのような内容を問われるのか、例題などを紹介していきます。
IELTSスピーキングパート1
パート1では自己紹介と日常生活に関する質問で4分〜5分程度です。試験官の自己紹介のあと、パスポートでの本人確認があり仕事や趣味、家族などの一般的なトピックについて質問があります。
IELTSスピーキングパート2
パート2は3分〜4分程度でのパートで、スピーチを行います。試験管からトピックと言及すべきポイントについて書かれたカードを渡されます。1分間の準備時間が与えられますので内容をまとめ、2分程度のスピーチを行います。スピーチの後には試験管からトピックに関する質問が1〜2されます。
IELTSスピーキングパート3
パート3は4分〜5分程度のパートで、ディスカッションを行います。試験管からパート2のトピックについてより深く掘り下げた質問がされ、より深く自分の考えや意見を述べることができます。
IELTSスピーキング各パートでよく出る問題・例題
実際にスピーキングの各パートで出題される問題・例題について紹介します。IELTSを受験される方はIELTSの公式問題集を手元に用意し学習を進めていく方が多いと思いますが、IELTS公式問題集の問題は必ず何度も学習しましょう。回数を重ねることでスピーキングになれることができますので、一人でスピーキングをする際も実際に声に出して学習するよう習慣づけましょう。公式問題集以外で練習をしたい方は、パート2を中心に学習することがおすすめです。パート1は自己紹介など英語学習者であれば何度も経験するであろうシチュエーションですし、パート3はパート2の延長線上にある問題ですので比較的準備をしやすいパートです。パート2では健康、スポーツ、学習、歴史、科学、食事、人生の目標、映画やTVなど様々なトピックが与えられます。
よく出る問題・例題
こちらでは、例題をいくつか紹介いたします。Describe something you own which is very important to you.(あなたにとってとても大切なこと)Describe a special event or festival that you liked.(好きなイベントやお祭り)Describe a language other than English that you would like to learn.(英語以外に学んでみたい外国語)Describe a television program that you like to watch.(好きなTV番組)Describe a city you’ve visited that you like.(訪れたことのある好きな都市)Describe something you’ve always wanted to do but haven’t done yet.(ずっとやってみたいと思っていてまだ出来ていないこと)Describe one of the childhood toys that were special to you.(子供の時の特別なおもちゃ)Describe an activity you do for your health or fitness.(健康のために行っていること)Describe a positive change in your life.(人生の転機)Describe an occasion when you helped someone.(誰かの手助けをした経験)
IELTSスピーキングの流れと内容
ここからは、スピーキングテスト当日の流れついて紹介していきます。IELTSには2Dayセッションと1Dayセッションがありますが、基本的には同じ流れ、内容で試験が進められます。
IELTSスピーキングの流れ
スピーキングテストの日時は自分で決めることができず、決められた日時で受験する必要があります。筆記テストと同じようにパスポートを用いいて本人確認がありますので特に2Dayセッションの受験者は忘れ物がないようご注意ください。スピーキングテスト当日パスポートを忘れてしまった場合はいかなる理由であっても受験することができません。また、受験日の変更や返金の対応もありません。筆記テストと同様自宅を出る前に忘れ物がないかしっかり確認をしましょう。
IELTSスピーキングの内容
スピーキングテストは全体で11分〜16分程度です。内容は学術的なトピックから趣味や食事についてなど実に様々です。日本人受験者は特に、日本語での日常生活においてスモールトークの文化がありませんのでトピックによっては、今までに考えたこともないようなことが出題される可能もあります。パート1では自己紹介、パート2ではスピーチ、パート3ではディスカッションとだんだん求められる英語力も高くなってきます。
IELTSスピーキングの採点方法
IELTSスピーキングの採点方法は4つの評価基準に基づいてIELTSの試験官が採点します。4つの評価基準とは流暢さと一貫性、語彙力、文法力、発音でテスト内容は録音されます。話す内容に一貫性は必要ですが、必ずしも実際の出来事を話す必要はありません。つまり、どうしても自分の経験に置き換えられないようなトピックなどだった場合、話を作ってイニシアチブを取るのもOK、ということです。英語が苦手な方や英語初心者の方には難しく思えるかもしれませんが、ある程度の英語の基礎力があり考えていることを伝えられる能力がある方にはテクニックの一つとして覚えていただきたいポイントです。ただし、流暢さや一貫性があることが採点基準でもありますので、お話が好きな方や普段から人とよく会話をするタイプの方におすすめです。
スピーキング強化におすすめの勉強方法
スピーキングの強化にはまずIELTS公式問題集を解き、概要や流れなどと掴むことがおすすめです。自分自身で客観的に評価しずらいセクションですが、模範解答を口に出して練習しましょう。教材を購入する際は模範解答も音声付きのものをオーバーラッピングやシャドーイングを行いスピード感にもなれましょう。また、なれるまでは日本語でも構いませんので日常生活の中において様々なことに対して「自分はこの出来事に対してどのように要約するだろう?」と常に考え続けることも有効です。もちろん実際のテストでは英語での会話になりますが、そもそもあるトピックに対して考えたり要約をするクセをつけておかないといくらテクニックだけ身につけても太刀打ちできないからです。ですが、必ずしも真実や事実を述べなければいけないわけではありません。例えば、読書をしない方が「好きな本」というトピックについてスピーチするのは難しいですよね。この場合は、本が原作の映画やドラマなどを参考にスピーチしても良いわけです。臨機応変に対応していきましょう。
サンプルテストを解いてみる
IELTSの公式問題集や、インターネット上にあるトピックを用いてスピーキングの練習をすること以外にぜひ解いて欲しいのがサンプルテストです。IELTSの公式サイトからサンプル問題を見ることができるのでIELTS受験がはじめてのに特におすすめです。スピーキング以外にもライティング、リーディング、リスニングセクションもサンプルテストがあり無料なのでぜひ解いてみてください。
色んな話題に対応できるよう準備する
学生の方はとくに、普段関わる年齢層がある程度決まってきているので友人同士の会話の中でも似たような会話などになりがちだと思います。IELTSは身近なトピックだけでなく「自分にとって大切なもの」「ライフプラン」など様々な話題が出てきます。日頃から様々なことに関心を持ち「自分だったらどのように考えるか?」と考える習慣を身につけましょう。IELTSを受験する方のほとんどは英語圏の文化や歴史に興味がある方だと思います。日本よりも「自分はどう考えるか」を日常的に問われる環境ですので、IELTSのスピーキングのスコアUPのためだけの習慣や学習と捉えずに、その後の生活のためになることを念頭におきながら学習するとより充実しますよ。
第三者にアドバイスをもらう
スピーキングはライティング、リーディング、リスニングよりも自己評価が難しいため、頼れる環境があるのであれば、スピーキングの練習相手になってもらいましょう。身近に対策をしてもらえるような人がいない場合は、スピーキング対策だけでも英会話スクールなどプロに頼ってみましょう。対面だけではなく、オンラインで対策をしてくれるスクールも多数ありますので時間を有効的に活用して第三者からのアドバイスも参考にしましょう。
IELTSのスピーキングは、コツを掴むことがおすすめ!しっかり対策をして本番に臨もう!
IELTSのスピーキングは採点基準をしっかり把握して、コツを掴むことがおすすめです。一人ではなかなか伸ばしづらいセクションでもあるので、困った時は悩まずプロにも頼ってみてくださいね。