IELTSスピーキング対策のコツ!初心者必見:初めてのテストで高得点を取る攻略法

これからIELTSを受ける人の中には、「スピーキングが苦手で対策方法が分からない!」という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、IELTSを初めて受ける初心者の方がスピーキングで高得点を取得するための対策やコツをご紹介していきます。

記事の後半では、IELTS スピーキングに関する豆知識もシェアしていきますね!この記事を最後まで読めば、あなたもIELTSのスピーキングセクションでスコアアップを狙えますし、より詳しい解説を聞きたい方の為に関連記事のご案内もしています。それでは、さっそく見ていきましょう!

IELTSスピーキング対策の流れを把握しよう

まずは、IELTSスピーキング対策のおおまかな流れを理解しましょう!ちなみにスピーキングはアカデミックモジュールもジェネラルモジュールも同じ内容です。

パート1、パート2、パート3で対策は異なる

パート1、パート2、パート3は、問題形式や話す内容が異なってきます。

パート1では、試験官と日常的な会話をします。
パート2では、与えられたトピックについて、1分~2分のスピーチをします。
パート3では、トピックを深堀して、ディスカッションをしていきます。

つまり、IELTSスピーキング対策を行うときは、パートごとに異なるアプローチで対策をしていく必要があります。それぞれのパート別対策法は後述します。

IELTSスピーキングのスコア採点基準を知ろう

IELTSスピーキングは以下の4つの観点からスコアが算出されます。 それぞれが0~9点で採点されてその平均点がスピーキングの点数となります。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence) ⇒話の筋は通っているか、話題をうまく展開できているか、矛盾はないか
  • 語彙力(Lexical Resource) ⇒イディオムや言い換えを使用しているか
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy) ⇒文法や文構造に誤りがないか、言い直しがないか
  • 発音(Pronunciation) ⇒発音ミスがないか、イントネーションが正しいか

具体的な採点基準は下記を参照ください。

IELTSスピーキングの採点基準&採点方法

https://ieltsjp.com/wp-content/uploads/sites/3/2019/07/JP-Speaking-rotated.pdf

なお、スピーキング以外の科目の採点基準を知りたい方は下記の記事を参照ください。

IELTSのスピーキング対策で初心者に最も大事なのは・・・:

私自身や生徒さんの指導を通じてスピーキング対策で最も大切なのは「実際にIELTSの問題形式でスピーキングの練習をした絶対量」です。

この後対策の部分でも触れますが、IELTSではまず1分、2分と一定の時間を止まらずに話し続けるということが求められます。おそらく初めて受ける方は「もう1分たったかな」とおもったらまだ30秒しかたっていないなど、「自分の感覚と実際の時間のギャップ」に驚くと思います

そして上記の一人で話す部分は独学でもある程度カバーできるようになると思いますが、やはり大事なのがそのあとの面接官とのインタラクションです。

対面で、自分の予想していない質問をされ、即座に回答できるようになるには、絶対的な練習量が必要です。実際に自分のスキルを上げる面でもそうですし、緊張する本番でも実力を出すには「あれだけ練習した」という自信が最大の武器になります

スピーキング対策は時間がかかりますし、日常的にネイティブと話す機会がない限り、独学には限界があります。今からでも、週1回などでもいいので、とにかく「実際に人と話す練習」を今すぐ始めてください。

下記の記事で実際に私や生徒さんが使ったIELTS対策向けのスクールの情報をまとめましたので是非読んでみてください。どの学校も無料体験があるので、そこから始めましょう。

IELTSスピーキング:パート別対策

IELTSスピーキング:パート別対策

次に、IELTSスピーキングのパート別対策を詳しく解説していきます!

スピーキングセクション全体の流れと時間配分

スピーキングセクションのおおまかな流れは以下のとおりです。 試験部屋に入って、試験官が録音を始めたら、試験がスタートです。まずは、本人確認として試験官にパスポート見せます。笑顔で大きな声であいさつしましょう。

その後、パート1、パート2、パート3と続きます。パート1はウォームアップではなく、評価の対象になっているので、気を付けてください。 スピーキングセクションの所要時間は11~14分です。時間配分は以下のとおりです。

  • パート1:4~5分
  • パート2:3~4分
  • パート3:4~5分

IELTSスピーキングセクションの具体的な時間配分に関してはよく読まれている下記の記事をご覧ください。

パート1対策とコツ

パート1では、「What is your favorite animal?」といった、一般的な質問がされます。その後、フォローアップクエスチョンが続きます。答える時は、短文で答えるのではなく、なるべく、2~3文で答えるようにしましょう

論理的に回答するよう心がけましょう。まずは結論を述べます。その後、その結論に至った理由、具体例を述べると、筋が通った解答になります。 模範解答は以下のとおりです。

I absolutely love pandas because of their black and white pattern. In fact, I use a panda as a profile picture on my social media.

パート2対策とコツ

パート2では、与えられたトピックに対して、1分~2分間で自分の意見を述べていきます。このパートでは、短く話すより長く話した方が評価は高くなります。練習するときは、2分間喋り続けられるようにしておきましょう。2分以内に話が終わらなくても減点にはなりません。逆に、1分以内に話が終わってしまうと、「話を展開する力がない」という評価になってしまいます。 2分間は想像以上に長いので必ず時間をはかって話す練習をしましょう。

2分間話し続けるためには、5W1H:Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)に沿って話を進めていきましょう。話を組み立てやすくなりますし、2分間喋り続けるのが楽になります。

パート3対策とコツ

パート3では、パート2で与えられたトピックを深堀した質問がされます。ここでは、抽象的なことを聞かれることも多いです。 意見をまとめるのが苦手な人は、様々なトピックについて自分の意見をまとめる練習をしておきましょう。

パート1と同じように、結論⇒理由⇒具体例の順番で話すと話しやすいです。 質問があまりにも難しすぎて答えが思いつかない場合、To be honest, I have never thought about it, but I would say ~ などと言い、考える時間を稼ぐと同時に、「私は今英語の表現が思い浮かばないのでなく、純粋にその話題に対して考えたことがない」ということが伝わるようにしましょう。

IELTSは英語力を問うテストなので、考えが浮かばないことに対しての減点はされません。例えば私の生徒さんは一度「あなたは空についてどう思いますか?」と質問され絶句してしまいましたが、こういったときも何かしゃべりながらアイデアを考えるようにしましょう。何もしゃべらないと、アイデアが浮かばないのでなく、英語で表現できなくて困っていると判断され点数が下がります

IELTSスピーキングによく出る問題や例題を知って対策を

具体的によく出る問題や例題に関しては下記の記事を参考にしてください。

IELTS スピーキングに関するその他のコツ豆知識

IELTS スピーキングに関するその他のコツ豆知識

ここからは、IELTSスピーキングのスコアアップに役立つ豆知識をご紹介していきますね。

すべてが実話でなくてもいい

これを聞いて驚く人も多いと思いますが、IELTSのスピーキングセクションでは、実話を話す必要はありません。もちろん、自分が話せる実話があればそれを話してもらってオーケーです。

しかし、自分が全く興味のないトピックを提示された場合、実話をベースに話すことは非常に難しいです。そのため、IELTSのテスト中に話す内容は真実である必要はありません。 論理的であれば、作り話でも大丈夫です。

例えば自分の主張をサポートする理由が欲しいとすれば、「こういう記事を読んだことがある」という風に、そんな記事が存在しなくても言えるということです。IELTSは英語力を測るテストであるということを覚えておきましょう。

質問の意図が分からなければ聞き直していい

特にパート3では、話の内容が複雑になってくるので、試験官の言っていることの意図が理解できないこともあるでしょう。何を聞かれているのか分からない時は、必ず聞き返しましょう。聞き返しても1,2回であれば減点はされません。

質問を理解できていない状態で答えたり、質問を理解できないからと言って何も言わなかったりするより、聞き返した方が良い結果に繋がります。 聞き返すときは、「Sorry?」「Pardon?」のように1語で聞き返すのは避けましょう 以下のようなフレーズを使って、聞き返すと好印象です。

Could you say that again, please?
Could you please rephrase the question?
What you mean is xxx. Is my understanding ok?

解答例の丸暗記は現実的でない

解答例を丸暗記してもスコアアップは見込めません。 というのもIELTSのスピーキング、日常会話の延長です。IELTSライティングセクションのように、堅苦しい文法や単語を使う必要はありません。もう少し砕けてもよいのでできるだけ自然に英語を喋った方がスコアは上がりやすくなります。

自分の好きな海外の政治家、スポーツ選手、歌手などのインタビューを見て、真似できる部分は真似していきましょう。彼らが使っているフレーズやジェスチャーを自分でも使えるようになるまで何度も練習するといいですよ。

IELTSスピーキング対策のコツ!パート別の問題や採点基準を公開、のまとめ

今回は、IELTSスピーキング対策をご紹介していきました。 いかがでしたでしょうか。 普段英語を話す機会のない人にとって、スピーキングテストは難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介した対策を行って、スコアアップを目指してください!

その他IELTSの勉強法全般を知りたい方は下記の記事がよく読まれているので合わせて読んでみてください。

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