IELTSが伸びない、全然できないという方向け!ゼロから始めるスコア対策
IELTSの勉強を始めたけどスコアが伸びない、問題が全然できない!という悩んでいませんか?
IELTSのスコアが伸びない原因は主に3つです。
- 全然できないレベルの人:文法や単語力の基礎が固まっていない
- バンドスコア5.0~6.0の人:復習にかける時間が足りていない
- バンドスコア6.5以上の人:テスト対策力が足りない
この記事ではIELTSスコアが伸びない根本原因や伸び悩む人に共通する点について解説します。自分に当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
目次(クリックで飛べます)
IELTSのスコアが伸びない3つの原因
IELTSのスコアが伸びない原因は大きく言ってこの3つです。あなたの現在の状況により確認点が違いますので、以下の3つに当てはまらないか考えてみてください。
1.全然できないレベルの人:文法や単語力の基礎が固まっていない
英語がそもそも苦手だったり、仕事や移住のためにIELTSを勉強しはじめたばかりで全然できないという方は、英語力の基礎がかたまっていないケースが多いです。まずは、下記のレベルを目指しましょう。大丈夫、時間はかかるけど、絶対英語力はあがります!
英文法:中学レベルは完璧、高校英語も7~8割は解ける
英単語:高校生向けの基礎レベル単語帳を2~3週したことがある
2.バンドスコア5.0~6.0の人:復習にかける時間が足りていない
このあたりのスコアの方はある程度は問題をとけるものの、まだリスニングのスピードについていけなかったり、リーディングで時間が足りない、構文の解釈に悩むなどのレベルだと思います。
この辺りになると問題をどんどん解いていきたいというステージだと思いますが、いまIELTSのスコアが伸びないな~と思っているならば「今まで解いた問題の復習を徹底しましょう」。
間違えた問題に関して復習をする際は、解答をみるだけでなく、「自分はこう判断したが正しい判断はこうだった」というプロセスを理解することで大事です。
純粋に語彙を知らない、問題を聞き取れなかったなどでの失点はそこを補えばいいだけですが、自分で判断する必要がある問題の場合は、「自分の思考の癖」に気づかないとなかなか点数が伸びません。
独学でも問題ありませんが、自分だけで対策するのが難しい場合は、IELTS対策をしている講師に消えればベストでしょう。
3.バンドスコア6.5以上の人:テスト対策力が足りない
このレベルまで来た場合、文法やリスニングの基本的なレベルはついています。
その場合のボトルネックとしては、「IELTSの評価基準を理解した回答をしていない」という理由で伸びないということはあります。
どのテストでもハイスコアを出すには英語力+テスト対策力が肝になります。独学で伸び悩んでいる場合は、このレベルの場合IELTS対策をしている講師にきくのがよいでしょう。
身近な先生に相談するのもよいですが、このレベルになると、一般的な英語力に対するアドバイスですとあまり有効ではない場合が多いです。
また、意外にIELTSの採点基準や方法を知らない方もいますので確認しましょう。詳細確認したい方は下記の記事も確認してください。
IELTSのスコアが伸びない人の特徴・共通点とは?
ここまでスコア別に伸びない原因に関して説明しましたが、ここでは全レベルで共通した伸びない人の特徴をお伝えします。
ご自身にも当てはまるところがあるかもしれませんのでチェックしてみてください。
単語の定着が弱い
どのレベルになっても大事なのが英単語力です。英単語は1回や2回やっただけでは定着しないので、それこそ同じ単語を何周もするのが必要なのですが、この作業がつらいので少ない回数ですませている方は多いです(わかります、超めんどくさいし楽しくないですよね、笑)。
単語帳の覚え方は、「毎日、50~100単語を、何度も」繰り返し復習することです。お使いの単語帳から浮気することなく、まずは頻度をあげてみることをお勧めします。
具体的な単語の覚え方は、下記のバナーをクリックして、LINEの友達になってもらえますと、「1日100語を覚える簡単3ステップ」という単語を短期間で覚えて忘れない方法をYoutubeで動画付きで説明しています。
役に立たないと思ったらブロックしてもらえればいいので、ぜひ今すぐ試しに登録してみてください。
間違えた問題へのこだわりが弱い:モンキースコアはだめ
伸びない原因2でも述べましたが、大事なのは間違えた問題たいして、「自分はこう判断したが正しい判断はこうだった、なぜ自分はこう判断したんだろう」というプロセスを分析するが大事です。
間違った回答をしたというのは結果でしかなく、同じアプローチをしていても間違いを繰り返してしまいます。
やみくもに問題数を来ないしている場合は、一度「以前といた問題に再度挑戦し、正しく判断したうえで正解できたか」を確認します。モンキースコア(ヤマ勘)での正解はテスト本番でのみ有効と考え厳しく見ていきましょう。
基本的な回答パターンを体得していない:理解でなく「体得」
スピーキングやライティングで特徴的なのですが、スコアが6.5以下の場合、基本的な回答パターンがまだ「体得」できていないことが多いです。
「体得」というのは頭で「理解」するのでなく、実際にそういったパターンで書いたり、話したり「できる」かということです。
私もテンプレートや回答をそのまま丸暗記するのはよくないと思いますが、まずは自分の中に解答のパターンがないとできないわけです。
ですので、回答パターンを頭に入れ、問題に遭遇した時に「こういう質問ならこういう論理展開をしていけばいいな」というのがすっと出てくるレベルまで練習を繰り返すのが大事です。
IELTSのリスニングが伸びないときの対策
リスニングが伸びない原因は意外にシンプルです。まずは代表的な理由を見てみましょう。
音が取れないのか?意味が取れないのか?
リスニングができないというときに理由は2つです。それは「そもそも音が聞こえない」のか、「音は聞こえるが意味が取れないのか」のどちらかです。
音が聞こえないとは例えばWhat did you say?と言われたときには理解できないが文字で起こしてもらうと意味が分かるという状態です。
意味が取れないとは例えばPatentlyと聞いて、「パテントリーって言ってるけど、単語の意味が分からないな」であったり、文法的に意味が取れなような場合です。(Patentlyは「明らかに」という意味です)
一般的にスコアが低い方は「音が取れない」ことが多く、その後「意味が取れない」ことでスコアが伸びないことが多くなります。自分がどちらの要素でスコアを落としているか分析してみましょう。
IELTSという試験に対する対策が足りていない
IELTSでは例えば話者が一度行ったことを後で訂正するなど、TOEICなどの他のテストではない特徴的な問題があります。
このようにいわゆる試験対策力にあたる部分を磨くことでスコアは伸びていきます。
IELTSのリスニング対策に関しては下記に詳しい記事をかきましたので、合わせてごらん下さい。
IELTSのリーディングが伸びないときの対策
リーディングは高得点が見込める(8以上がでる)科目ですが、意外に苦労している生徒さんは多いです。よくある伸びない原因としては下記のような原因があります。
伸びない原因分析をしよう
リーディング対策をするときに大事なのは伸びない原因を分析することです。例えば下記のようなことがあるでしょう。
- ボキャブラリーが足りない
- 文法力が不十分
- 英語の論理展開を知らない
- そもそも背景知識が足りないetc…
自分が間違えた原因を考えるのがスコアを伸ばす最初のステップです。と同時に一気に全部を改善させようとしなくて大丈夫です。というかできないですから、無理無理無理無理カタツムリ。
日本人の特徴としてできてない部分にフォーカスしすぎる癖があるので、ここでメンタル的にドツボにはまるケースが多いです。過去の私がそうでした。大丈夫、一個一個やっていけば解決しますよ。
リーディング対策に関しては下記の記事で詳細を書きましたのであわせてごらんください。
リーディングスキルの付け方:強弱をつけて読む
これはIELTSのリーディングに限らないのですが、英文を読むときに「全文を読む」必要はありません(もちろんテスト時間以内に読み終わるなら全然読んでいいのですが)。
英語の論理展開に合わせて「ここに主張が来る」「主張をサポートする議論が来る」「ここのパラグラフは詳細によまないと」などと予測しながら読むことで、解答箇所のあたりをつけつつ素早く読むことができます。
ある程度力がついてからになりますが、この「パラグラフリーディング」のスキルを使って強弱をつけて読むと、時間切れになるリスクを減らすことができます。
IELTSのライティングが伸びない場合
まず大前提としてライティングはそう簡単に伸びないのが当たり前です。なぜなら「リーディングができる文法、構文把握力」がそもそもあってやっとアウトプット技能である「ライティング」ができるようになるからです。
ですので、リーディングが全然できない場合は、まずそちらを固めてから取り組みましょう。
量と質を考えたライティング対策
ライティング対策の際に絶対的な練習量は必要です。と同時に、やみくもに書いても伸びないのがライティングです。
まずは、「模範解答の解説を読みながら、なぜそのように書かれているかを考えながら書いてみる」という作業をお勧めします。
ライティングで高得点がでるパターンはどのような意図に基づいて書かれているかを自分で体感しながら書くことで、見知らぬ問題に出会ったときも「あ、あの時に多様な話の展開で書いたな」ということで対応ができるようになります。
IELTSライティング対策は添削が必須
IELTSのライティングは自分で対策するのは非常に難しいです。なぜなら問題集の問題数や回答パターンは限られており、自分で書いたものを自分で評価することは難しいからです。
信頼できるIELTSの講師に添削を依頼することをお勧めします。その時に何個かを見てもらうと、ご自身のライティングの癖を教えてもらえるとおもいます。
IELTSのスピーキングが伸びないときの対策
スピーキング、なかなか伸びないですよね。私もそうでした。でも、対策があります。安心してください。
ほぼ間違いなく足りないのは絶対的なxx量
まず、断言しますが日本人の生徒さんでスピーキングのスコアが伸びない理由第一位はぶっちぎりで、「実際にしゃべった量が少ない」からです。
もちろん論理展開など色々他に要素はあるのですが、そもそも話した絶対量が足りないので「自信がない→流暢性が足りない」ということになります。
ライティングもスピーキングもアウトプット系の技能なのですが、ライティングと比較して「瞬発力」が要求されます。頭も使いますが、「体でおぼえている」というのが何より大事ですので身近な外国人の友人と話すことやオフライン、オンラインの英会話など含めて「会話の絶対量」を増やしてください。
スピーキング対策に関しては下記の記事を書きましたので、参照ください。
IELTSスピーキング対策におすすめのオンライン英会話のサービスは下記の記事でまとめていますので合わせて確認してみてください。
IELTSが伸びないときの一番早い対策は?
IELTSで伸びないときの最も手っ取り早い方法はIELTS対策をやっている講師に相談して伸びない原因をつぶすことです。
IELTSを受験した友人などに相談するのもいいですが、やはりそのあたりはプロに任せるほうが、様々な生徒さんを見てきた経験からいいアドバイスをしてくれると思います。
現在あなたが今すぐでなくても何かスクールに入ることを検討しているなら、まずはその学校のカウンセリングや無料体験レッスンを受けて相談するといいでしょう。
もし私に相談してみたい場合は下記URLより「IELTS相談」とお気軽にコメントくださればと思います。
IELTSが伸びない原因はさまざまだけど、必ずスコアは伸びる
IELTSのスコアが伸びない原因は人により様々です。しかし、原因を一つずつつぶせば必ずスコアは伸びます。この記事の内容が参考にぜひ頑張ってください。悩んでいる方は気軽に相談くださいね。応援しています!
相談用URL