IELTSのアカデミックとジェネラルの違いを解説!難易度や対策も紹介

IELTSの受験を検討しているけど、アカデミックとジェネラルのどちらを受けるべきかわからない、、、という方必見! この記事では、アカデミックとジェネラルの違いやテスト内容、どちらを受けるべきかなどについて記載しています。 どちらを受験するか迷っている方、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

IELTSアカデミックとジェネラルはどっちを受けるべき?

IELTSにはアカデミック・モジュール(以下アカデミック)とジェネラル・トレーニング・モジュール(以下ジェネラル)の2種類があります。どっちを受けるべきでしょうか?

それぞれ試験内容や役立つシーンが異なるためIELTSの受験目的によって受験する試験を決める必要があります。
どちらのモジュールを受験するべきかは、どこに出願するかによって決めることができます。

求められるモジュールやスコアは様々です。まずは、ご自身がなぜIELTSを受験しようと思ったのかを明確にし出願先の募集要項をしっかり確認しましょう。

大学留学が目的ならアカデミック

アカデミックは、大学留学や大学院留学希望者向けのテストです。 また、医師や看護師が英語圏で英語力を証明するためにも必要となります。

‘academic’という単語からも想像できるように英語圏の大学や大学院の入学レベルに達しているか評価する際に用いられます。 アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの大学ではアカデミックのスコアが入学基準になっており、スコア基準は大学毎異なります。

就職・就活目的ならジェネラル

ジェネラルは、就職や海外移住、学業以外の研修を受ける方向けのテストです。 ビザの申請などで英語力の証明として用います。 英語圏内での生活で最低限困らない英語力があるかの評価をする際に用いられます。

アカデミック同様、求められるスコアは出願先によりますので事前にしっかり確認を行いましょう!

IELTSアカデミックとジェネラルの試験内容の違い

アカデミックもジェネラルも、受験科目やテスト時間は同じです。 リスニング(30分)、リーディング(60分)、ライティング(60分)、スピーキング(11〜14分)で構成されており合計時間は約2時間45分です。

実は、リスニング・スピーキングはどちらも同じ試験内容ということはご存知でしょうか? つまり、リスニング・スピーキングの難易度は同じということです。

リーディングとライティングに関してはアカデミックとジェネラルで出題内容が異なります。 ここから先は、テスト内容にどのような違いがあるのか一緒に確認をしていきましょう。

受験料・スコア・申し込み方法は違いはない

受験料はどちらも25,380円(税込)(2021年2月時点)で、受験料に違いはありません。 また、スコアは1.0〜9.0のバンドスコアで示される点や申し込み方法にも違いはありません。

IELTSは他の英語のテストに比べて高額なので、ご自身がいつまでにどれくらいのスコアが必要なるかをあらかじめしっかりリサーチし対策を行うことがおすすめです。

IELTSアカデミックの概要とテスト内容

アカデミック・リーディングでは、3つの長文が出題されます。
書籍、新聞紙、雑誌などからトピックが抜粋されています。
描写文や事実を述べた文、色々な見解が書かれたものや物事を分析したものなど多種に渡ります。
また、図形やグラフ、イラストが挿入されている文章もあり、全体で2,150〜2,750語で構成されています。

アカデミック・ライティングは2つのタスクに分かれています。
タスク1では、データを比較・分析をし自分の言葉で説明をしたり、物事の順序などを説明する力が問われます。
タスク2では、主題や問題に対してエッセイを書きます。
根拠や例を挙げて自分の意見を述べ、比較検討しながら筋道を立てて自分の意見を展開する必要があります。

IELTSジェネラルの概要とテスト内容

ジェネラル・リーディングでは、3つのセクションに分かれています。
セクション1では、2〜3文の短文が出題されます。
同じトピックを扱った短い分で構成されることもあり、ホテルの広告など英語圏での日常生活に関連したものが出題されます。
セクション2では、企業方針や給与や労働条件、職場環境や人材育成、研修など仕事に関した2つの短文が出題されます。
セクション3では、比較的長めで複雑な一般的なトピックを扱った文章が出題されます。
どのセクションも、実際の広告や企業ハンドブック、本や雑誌から抜粋されており、文章の全体の長さはアカデミック同様、2,150語〜2,750語です。

ジェネラル・ライティングでは、アカデミック同様2つのタスクに分かれています。
タスク1では、私的な文書を書く課題が出題されます。
状況に合わせて立場を説明したり、情報を求める手紙をなどを書きます。
内容は手紙のような私的なものである場合や、フォーマルな文体を求められる場合があります。
タスク2では、問題や見解、議論についてエッセイを書きます。
出題されるのは一般的なトピックなので、アカデミックほど改まった文体を求められることはありません。

IELTSアカデミックとジェネラルのよくある質問・対策

「アカデミックとジェネラル、どのような対策をしたらいいの?」と悩む方もいらっしゃると思います。 対策に関しては、公式問題集がありますのでそちらを使用し早めに準備をすることがおすすめ。

ただし、公式問題集は洋書となっており全て英語で記載されているので、英語超初心者には難しい印象になってしまうかもしれません。 英語力そのものにあまり自信がない方は、まずは英語力そのものを向上させたり、日本語解説付きのテキストを用意すると良いでしょう。

アカデミックとジェネラルどっちが難易度が高いの?

先述の通り、リスニングとスピーキングは同じテストを受験しするので難易度は同じです。 しかしリーディングとライティングはジェネラルの方がより日常生活に密着したトピックが出題されるため、若干簡単に感じると思います。

特にジェネラル・リーディングに関しては、短文も含まれておりアカデミックより圧倒的に読みやすい作りになっています。

IELTSジェネラル用対策本はある?

IELTSの対策のテキストを探すと、アカデミックより数が少ないことに気がつくと思います。 ジェネラル用の対策には公式問題集がおすすめです。 あいにくIELTSには公式に出版されている過去問がありません。

ですので、IELTSの設問作成や運営を行なっている団体が出版している公式問題集を事実上の過去問として扱うこともあります。 全て英語で記載されている洋書ではありますがこちらに勝る対策本はありません。 最短で目標スコアに到達するために、IELTSの対策は早めにしっかりと準備をするようにしましょう。

IELTSのアカデミックとジェネラルの違いを解説!難易度や対策も紹介のまとめ

IELTSのアカデミックとジェネラルの違いはご理解いただけましたでしょうか?

リスニングとスピーキングは同じテストを受験します。 アカデミックは、英語圏で大学や大学院に入学を希望している方向けに作られたテスト、 ジェネラルは、英語圏への移住を希望している方や、企業の研修等で渡航する方向けに作られたテストです。

どちらのモジュールが必要かは、提出先によって異なりますのでよく確認してから申し込みを行いしょう。

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