IELTSでオーストラリア留学や移住!必要なスコア目安解説&対策も!

オーストラリアへ留学したい、住んでみたいという日本人は多いですが、実際に行く人はそれほど多くないです。その理由の一つは、語学の壁でしょう。

現地の大学や職業訓練校(以下TAFE)に通うためには、IELTSを受験し一定以上のスコアを提示する必要があります。この記事では、具体的にどの程度IELTSで点を取れば留学できるのか、移住できるのかを説明します。

IELTSがオーストラリア留学・移住に必要な理由

多くの移住者と現地人が住むオーストラリアの公用語は当然英語です。勿論、現地で学び、働くためには一定以上の語学力が必須です。

TAFEを経て仕事を得るにも、学校に通うにも、履歴書で自身の英語力を証明する必要があります。オーストラリアにおいて、日本の英検やTOEICのように認知されている試験はIELTSです。IELTSはいわば必須試験と言えるでしょう。

留学の場合:大学/大学院ごとにIELTSスコアが設定されている

志望する大学や学部、大学院によって必要な必要なスコアは異なりますが、多くは6.0~7.0ほどです。まずはそこを目標に勉強を始めると良いでしょう。

より高度に専門的な学問や大学院では、スコア7.5を求められることもあるようです。例えば、名門校の一つであるメルボルン大学に必要なスコアは6.5です。大学院となると、ビジネス学部は7.0必要です。

移住/永住の場合:ビザ申請に必要なスコアがある

オーストラリアで永住権を取るための方法はいくつかありますが、多くの人が目指す一般的なものはスポンサービザでしょう。

これは雇用先である企業がスポンサーとなってくれ、移住者が働きながらオーストラリアに住むことができるようになるビザです。雇用してもらうためには、企業に一定以上の英語力を示すことは勿論、制度上IELTSスコア5.0以上が必要です。

2種類のIELTS。どっちを受けたらいいの?点数目安は?

留学にせよ移住にせよ、必須ともいえるIELTSは二種類のテストがあります。Academic Module(以下アカデミック)とGeneral Module(以下ジェネラル)です。

試験方法や試験時間は同様ですが、ReadingとWritingの問題内容が大きく異なります。アカデミックの方が難易度は高いです。自身の目的によってどちらを受けるべきか変わりますが、どちらにせよ6.0を最初の目標として持つ点は同じでしょう。

留学ならアカデミック、移住ならジェネラル

留学を希望する場合はアカデミック、現地に住み働くことを目標とするならジェネラルを受けましょう。大学やTAFEに通うためにはアカデミックのスコアが求められます。また、難易度もアカデミックの方が高いです。

留学に必要なIELTSスコア目安

語学留学を目標とするなら、5.0程度でも問題ないでしょうが、大学進学を目標とするなら最低でも6.0は必要です。先にも述べた通り、大学のみならず学部によっても必要なスコアは変わってきます。

また、職業訓練校(TAFE)は、日本の専門学校のようなものです。そこへ入学し資格を得るために勉強する人は多いですが、入学のために5.5~6.0のスコアが求められます。

移住に必要なIELTSスコア目安

試験内容は現地でそのまま使えるような、生きた英語を使った問題が出題されます。IELTS5.0に届かないくらいの力だと、日常生活や仕事で苦労することになるでしょう。

IELTS対策のコツやお悩み相談

多くのIELTS受験者は、どう対策し勉強していけばいいのか悩んでいると思います。問題集や対策本を買って独学で学ぼうにも、IELTSはReading, ListeningのみならずWritingとSpeakingの項目もあるためです。採点や練習を独力で行うのは大変難しいです。

そこで選択肢に上がってくるのは対策スクールに通うことでしょう。残念ながら、近年少しずつ日本でも知名度が上がってきたとはいえ、まだまだ英検やTOEICと比べるとIELTSはまだまだ日本での認知度が低く、対策を提供しているスクールはそれほど多くはないです。

教える方もただ英語が話せるから講師になれる、というものでもないため専門性の高いスクールは必然的に数も少なく授業料も決して安くはないでしょう。

ビザを申請するだけでも多額な費用がかかり、さらに渡航費やその他準備にかかる費用、そしてIELTSの対策スクールに通って…となると出費は計り知れないです。可能な限り安くかつ効率的に学ぶ方法はないかと、多くの受験者は困っていることでしょう。

IELTS対策は日本でできる

独学で学ぶというのは難しい、出費を少しでも抑えてプロの指導で効率よく学びたい、という場合はオンラインでの受講をオススメします。

単純に費用が安いわけではなく、多くのサービスは24時間好きな時間を予約してレッスンを受けられることが受けられます。

昨今のコロナ事情もあり、SkypeやZoomを使ったオンラインで通話できる環境を整えた、という人は多いのでないでしょうか。その機材や環境は大変役立ちます。海外のネイティブ講師のレッスンを自宅にいながら受けることが可能なのです。

現地のIELTS専門語学学校ってどうなの?

現地にいって100%英語に囲まれた生活を送ることが英語上達の一番の近道である、という意見もあります。それは事実である側面もありますが、落とし穴もあることを忘れてはいけません。

残念ながら、語学留学を終えてもあまり力が伸びなかった、という学習者も多くいることも事実なのです。個々人の能力の問題というよりも、多くの場合は学習者の英語力が原因です。

例え単純な英文法の説明だとしても、”Present perfect is formed…”と英語で英語の説明を理解する、というのはやはり難しいです。母国語で「現在完了形とは…」と教わった方が理解は早いでしょう。

また、子供だけでなく大人だって理解できないことを延々と教わり続けることは辛いですし、モチベーションも上がりにくいです。ある一定以上の英語力がないまま現地に行き、学ぶというのは効率が落ちるかと思います。

また、せっかく高い学費を払って現地校に通ったとしても、スムーズでストレスフリーな会話が恋しくなり、不安と自信の無さから同じ国出身のコミュニティに加わる人もいます。

せっかく英語に囲まれる生活を得るために渡豪したのに、結局日本語ばかり話している…では、あまりに勿体ないですよね。最初は怖く、緊張してしまうでしょうがそれは相手も同じです。

積極的に英語でクラスメイトと交流するよう意識しましょう。以上の点から、現地に行って学ぶことは勿論英語学習の近道であることは間違いないです。

十分予算に余裕があるならオススメしますが、行って学ぶための英語学習は必要不可欠であることも心に留めておきましょう。

具体的なIELTS対策はどうしたらいい?

では、具体的にどう学び準備すればよいかというと、まずどのような試験なのか知るところから始めましょう。オンラインで学ぶにしろスクールに通って学ぶにしろ、自身のスコアを先に見せ、目標を相手に伝える必要があります。

そのためにはどのような問題を、いくつ、何分以内に解く必要があるのか知ったうえで、公式問題集を本番と同じ形式で解いてみましょう。WritingとSpeakingの採点は難しいでしょうが、少なくともReadingとListeningにおける自身の立ち位置がわかります。

https://ielbu.com/ielts-taisaku/

には、具体的なIELTSの形式や問題数、時間などがわかりやすくまとめられています。参考にしてみて下さい。

オーストラリアに行く目的ごとにIELTS対策をしよう!

留学であればアカデミックを、就職、移住であればジェネラルを受けましょう。最初の目標スコアは6.0です。6.0は壁とも言え、初級者と中級者を隔てているように感じています。多くの学習者がそこまで上げるのに少なくとも半年は必要でしょう。この記事が皆様の学習に役立てば幸いです。

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